にぃ

頭の整理をしています 「まじめな話」と「ふんわりした話」とちょっとした連載です

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娘は保育園に行き、先生に預けられた途端「わーーん」と泣く でも「いつもすぐ泣き止むじゃーん」と先生に嘘泣きがバレている かわいいやつ

    • 現世

      あぁ、わたしのいるこの世界は、子どものいるこの世界で、夫のいるこの世界 母のいるこの世界は、父のいる世界で、祖母のいる世界

      • 赤ちゃん、もちもちの小さな生き物 こんな小さい生き物が私たちと一緒に暮らしているのがいまだに不思議 自分本位で生きてきた私は、子どもを常に最優先にして生活は出来ないけど、絶対にこの命を守ってあげたいなと強く感じる これが本能なのか こいつとの生活もちょっとずつだけど、緊張感が薄れて慣れてきた 最近私の顔をじっと見つめてくるこの子も、ちょっとずつだけど私たちに馴染んできたかな

        • こどもが生まれて、家から出たら季節が少しすすんでいた

        娘は保育園に行き、先生に預けられた途端「わーーん」と泣く でも「いつもすぐ泣き止むじゃーん」と先生に嘘泣きがバレている かわいいやつ

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          妊婦のきろく

          妊娠中に思ったことの記録 全体的には、よく目にするママたちの呟きほどしんどくはなかった。 ■辛かったこと ・風邪をひきやすくなるのに、薬飲めない ・においに敏感になる、気持ち悪くなる ・肩こり、脚のむくみがひどい ・たまにメンタルがブワッとなる ・見た目が何をしても盛れなくなる、どうやっても太って見える ・社会的に弱者の立場に急に置かれる 気を遣わせるのもしんどいし、気を遣われない理不尽にも腹が立つ 働きながらだと、最後の項目が一番しんどかった ■嬉しかったこと ・ど

          妊婦のきろく

          古いもの

          昔から少し古いものが好き。 フィルムカメラ、フォークソング、俳句の季語、神社、古着、純喫茶。 真新しくて真っ白なものより、キナリ色が似合うし落ち着く。 真っ赤より、朱色。 真っ黒より、セピア。 ハキハキより、モゴモゴ。 ピカピカより、ガサガサ。 ちょっとくらい汚しても、間違っても、破れても何とかなりそうな、そんな古いものに安心している。

          古いもの

          夏日。 昼ごはんは食べていない。 友だちはいる。家族もいる。 好きな音楽、愛読書、お気に入りの服。 それは何かと聞かれたら答えられる。 それでも今、マンションの屋上でひとり。 階下を見下ろしている。 空は青い。 薄くてちぎれた雲が少し。 汗が垂れる。 ビーチサンダルがコンクリートと擦れて、ザリッザリッと音を立てる。 地べたに座る。 両の手のひらをコンクリートにつける。 強く、押し付ける。 あつい。 我慢できなくなるまで、押し付けていよう。 あー、あつい。

          お前へ

          私のおなかに今、もう一つ心臓がある。 トクントクンと小さな脈をいつも刻んでいる。 それは、窮屈そうに寝返りを打ったり、手足を伸ばしたりしながら、私の中でもう9か月も暮らしている。 この子との共同生活は、思ったよりも楽しい。 いつでも話を聞いてくれる仲間が一人増えた感じ。 外の生活で嫌なことがあって涙が止まらなくなったとき、それまで静かにしていたのに、トントン トントンと動いてくれた。 こんなに小さな存在でも、一緒に誰かがいてくれるだけで人ってとても安心する。 私は

          この土地

          この土地に引っ越してきてよかった。 家の玄関を出たとたん、人や機械の音がしない。 鳥と虫と木と風の音が静かに私を包んでくれる。 近所を散歩していて人に会っても、みんな穏やかに静かに挨拶を返してくれる。 普段、何かに追われていると忘れてしまう時間や空気がそこにはあって、それを堪能できることがとても幸福に感じられる。

          この土地

          シムス位のしあわせ

          いつも夫の左側で寝ている。 最近は抱き枕を抱いて、夫と逆側の左を向いて寝ることが多い。 隣で寝ている夫が、いびきをかきながらこっちに寝返りをうつ。 そのまま後ろから抱きついてくる時、とても幸せだなと感じる。 そのあたたかい手を、私の大きくなったおなかにかざしたり、私の手と合わせてきたり、無意識なのにそうしてくれることがとても幸せだ。

          シムス位のしあわせ

          たんぽぽコーヒー、水に浸したシケモクの味

          たんぽぽコーヒー、水に浸したシケモクの味

          旅路にて

          18くらいの時、当時想いを寄せていた人に言われた。 「お前、暗闇だとかわいいな」 今わたしは博多行きの新幹線に乗っている。 たまに真っ暗になる車窓。 そこに映る自分を見る。 「確かにかわいい」 スーツ姿の自分の奥に、3人並んでブレザー姿の男子高校生が座っている。 私は大人のお姉さんに見えているんだろうか。 18だった私はまだここにいるけれど、月日がちゃんと過ぎている。

          旅路にて

          伝えたいことなんか何もない

          伝えたいことなんか何もない

          やってらんないよ

          やってらんないよ 良かれと思って言ったのにそんなに跳ね返されたら やってらんないよ さっきまで「一緒に歩いてるだけで楽しいね」と言ってくれてたのに やってらんないよ これからのことを話しているのに、後ろ向きな発言ばっかり やってらんないよ あなたは良いかもしれないけど わたしはやってらんないよ

          やってらんないよ

          何も話したくない

          とても久しぶりに文章を書く。 この一年間、特に大きく状況が変わったわけではないけど、なんだかちょっと真面目に仕事をしていた気がする。 社会人になって7年くらいたつ。 働くことが元々きらいで、バイトもろくに続けられなかった私が今、会社のビジネスモデルなんかを考え、トップの方々に進言したりしている。 私は「仕事が忙しい」とか「やることがいっぱい」とかそういう言葉を人に言いたくない。 言ってしまうと、なんだか余計「はぁ…ほんとしんどいな…。」と そんな気分になってくる。

          何も話したくない

          ただの感覚

          プラスチック板の隙間から抜ける湯気 足を動かすと立つ分厚い波 肩まで浸るお湯とそのにおい 落ちたままにしても沈まない手 柔らかい肌を引っ張る 顎をプラスチック板に乗せる

          ただの感覚