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本棚:『大阪で生まれた女 たこ焼きの岸本3』

大阪の住吉大社近くで、いわゆる町のたこ焼き屋を営む岸本十喜子。元は夫が始めた店だが、夫が亡くなった後は十喜子が一人で切り盛りしている。商店街に新しい店を出すつもりだったが、孫を預かることとなり…。

本シリーズを知ったのは2022年の夏。第一弾と第二弾は、あまり間を置かずに読んだのですが、第三弾が出ていたとは知らず。でも、本書は2021年発行だから、去年の時点でもあったはずで、たまたま図書館で見かけなかっただけかしら。
主人公の十喜子さんの息子の嫁は、女子プロレスの現役選手。しかもヒールで、プライベートでも笑わない…わけですが、でも、すごくいい人なんです。実の息子より、お義母さんのこと大事にしていて。そして、十喜子さんもいい人。これから十喜子さん、どうするのかなぁ。

私は痛いのとか、血とかを見るのが嫌なので、プロレスは観に行ったことがないのですが、大学受験の下見で母と泊まった安いビジネスホテルに、おそらく地方興行のプロレスの方々が泊まっていたのを思い出します。
国体とかインターハイとか、開催地が毎年変わりますが、みんなでいろんなところに行けて楽しそうだなぁ~なんて、単純に思ってしまいます(そもそも出場するのが大変なのだと思いますが)。でも、よく考えたら、毎回アウェイっていうのも、落ち着かないのかなぁ。いろんなところの名物料理を堪能できて、開催地も盛り上がるのはいいことだろうなぁ。

十喜子さんが新しい店を始めるにあたって開発した新商品、たこ焼きの天ぷら、食べてみたいなぁ。


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