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怪しい家族との別れ、そして辿り着くアクサライ

トルコのお話の続きでございます

スルタンアフメット地区(と見せ掛けて
チュンベルリタシュ駅周辺、まだ恨んでいる)のホステル
Tune Hotelのチェックアウトの前夜、
ゴミ集めに来たホテルのオジに
わたくしは訊ねました

「明日、チェックアウトなんだが
わたくしは1駅 向こうの本館まで
鍵を返しに行かなくてはならないの?」

オジSay
「オレがここまで来るって!
任せとけよ!」

…なんだかなぁ
始めから建物が違ったり
布団が無かったり
結局 嘘は言わなかったのですが
いつも調子良く、どうも頼りないのでございます

あと実は…
わたくしたち3人の部屋(頑張れば5人まで泊まれる)とは別の部屋に
謎の一家が暮らしていたのですが
このファミリーがなかなかと謎なのです

ファミリーと言え女性専用宿で、
その方々も女性ばかりでしたから
長期宿泊客だったのかも分かりません

最初はそのご家族の女の子が
わたくしのベッドの向こうの窓を見に来たりして
可愛らしいな
と思っておりました

が、何故かそのママまで
わたくしたちが部屋にいるのか?
わたくしの子が寝ているか?を
見に来たりしているのです

うっかり付けっぱなしで寝てしまった
部屋の照明を消しに来てくれたのは分かりましたが
わたくしの子のベッドの前に立ち
ずっと子を見詰めていたのは不可解にございました

子、本体こそ不気味がると思いきや
起きた時
「さっきオバサン見に来てた?
うっすら気づいたけど…
まぁ見てただけやろ」
と、至る所で穴が空くほど見つめられ過ぎて
遂には穴が空いて
感性がバグってしまった模様

幸せならOKです👍

けれどもこちら
常に命より大切なパスポート2冊と
現金を持ち歩く身

そろそろ ちょっと個室で休みたい…
もう熱い視線から外れたい

チェックアウト当日
期待通り何時まで待ってもオジは現れません
最後まで期待を裏切らないオジなのでございました

ベッドを整え
分かりやすく鍵を置き
ホテルにメッセージ送信
「あんた、来るって言ったのに
いつまで経っても来んから
鍵、置いておいたからな!」

これにて、チェックアウトは完璧なのでございます

そして向かうは!

たった3駅くらい向こうの「アクサライ」
Sinem Hotel

後から気付いたのですが
イスタンブールにはこの「アクサライ駅」がございますが
別にトルコに「アクサライ」という県もあり
何だか話がややこしくなってしまうのでした

辿り着いたホテル
このシャワーも
洗面所も
わたくしたち専用だーーー!
思わぬ出費となりましたが
今夜だけは
見知らぬ親子に見詰められずに眠れます泣
アクサライには
ケンタッキーフライドチキンも
ございました
…行ってないけど

珍しく
エレベーターのあるホテルでしたが
手動扉がめちゃくちゃ怖くて
4階であるというのに
子は階段で行き来しておりました

さて、ようやく一休み


では、また後ほど
お会いしましょう

サポートして頂けたら、費用を次の旅費とさせて頂きます。旅の様子はnoteにてお知らせして参ります。仲良くしてくださいね。