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平均年齢75歳の集落に、19歳の見習い農家が暮らす

私は高校卒業後、熊本県の高森町下切に住む、甲斐好夫さん・テツ子さんと共に暮らしながら、見習い農家をしています。もうすぐ2ヶ月が経ちます。

下切集落

下切集落は、スーパーやコンビニがある高森の中心から車で30分ほど(熊本駅からだと2時間)で、峠を越えた山奥に位置します。宮崎県高千穂町との県境です。
11世帯、21人、そして平均年齢75歳の限界集落です。
特別天然記念物であるニホンカモシカの生息が何度も確認されています。もしかしたら、人口よりもカモシカの数が多いかもしれません。(カモシカだけに😂)

初めて見たカモシカの赤ちゃん(この方は猟師さん)

甲斐好夫・テツ子さんは高森町のキーパーソン

下切集落には各家に看板があります
喜楽に来てほしいという想いから「喜楽亭」
好夫さんとテツ子さん

米・ピーマン・ハーブ・地トウキビ・しいたけ作りに力を入れている農家さんです。
地トウキビは、時給用の米が足りなかった頃から作り食べていた在来種のトウモロコシです🌽夏には採れたてを焼いて食べ、残りは9月に収穫し12月まで乾燥させます。

軒先一面に掛け干しされ、だいだい色一色に染まります

それから、11月には収穫祭を、3月には高菜折りを長年開催されています。収穫祭では、大きなファイヤーを囲み、田楽・ヤマメの串焼き・イノシシの丸焼き・団子汁・おにぎり・漬物など、美味しいものをたくさん頂きます。好夫さんは「下切集落を盛り上げたい」という気持ちでいっぱいで、テツ子さんはその気持ちを支えられています。

収穫祭で頂く田楽

なぜ農家の見習いになったのか?

収穫祭や高菜折りに参加し、中学生の頃から繋がりがありました。出会った当初からずっと「こんな人たちのようになりたい」と思っています。

・生きる知恵がたくさんあり、何があっても生きていけるたくましさ
・喜んでもらいたい、下切集落を盛り上げたいとの一心でエネルギッシュ
・遊ぶように生きている

私が感じている最大の魅力🌱

そして、高校卒業後は進学も就職もせず、「誰もが主人公の人生を送る」未来が創っていくために考動していました。毎日の選択や学びの積み重ねを、遊ぶように夢中になってできる仕組みを作り、掲げている未来を実現したいと考えています。
長年魅力に惹かれていた好夫さん・テツ子さんと暮らすことで、遊ぶように生きるためのヒントが得られるのではないかと思い、見習い農家になることを決めました。

見習い農家としてやっていること

ピーマン200本とナス140本を育て、市場やスーパーに卸しています。
ピーマンもナスも夏野菜だから収穫は夏までと思っていましたが、背丈を越え、ぐんぐん成長していてびっくりしています。

また、Instagram(@奥阿蘇好ちゃん農園)で、日々の暮らしを発信し、「繋がりから生まれる温かさ」「生きるたくましさ」「遊ぶように生きる魅力」を届けています。

これからのやっていきたいこと

①加工品や新鮮野菜の販売
食品衛生責任者の資格を取ったので、加工所を作り、特製田楽みそ等、販売していきます。

②体験の受け入れ
農業体験や田舎暮らし体験を定期的に開催していきます。地トウキビの掛け干し・しいたけの菌打ち・高菜折り昔遊びなどの体験を企画中です。

③本を出版
好夫さん・テツ子さんを始め、下切集落の皆さんが大好きです。本当に皆さんに可愛がって頂いています。
皆さんの人生を、聞き書きしてまとめたら、下切の魅力がギュッと詰まったものができると思っています。

④LINEスタンプ作成
好夫さんは、LINEで写真を送ったり電話をしたり、よく使われています。なので、LINEスタンプを作り、もっとLINEを通して、普段なかなか会えない人との繋がりも持ち続けられたらいいなと思っています。

最後まで読んで頂き、ありがとうこざいます💫
これからも、こちらのnoteやInstagramで発信していきますのて、応援よろしくお願いします!

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