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リアルに人と会う、伝える、手に取る…そんな2023年。

今年も今日で終わり。
2023年はみなさん、どのような年だったんでしょうか。
私はなんだかずっと忙しくバタバタしていたような気がします。

まず、コロナが5類に移行し、仕事でもプライベートでも、たくさんの人と実際に会うことができました。
オンラインでしかやりとりしていなかった人たちと実際に会う。
とても新鮮だったり懐かしかったり。
実際に足を運ぶからこそ、スケジュール調整や時間を要したりもしますが、やっぱりいいなと思いました。

そして、仕事では初めて紙媒体に関われたのが、貴重な経験だったと思います。
ライターといえど、web記事や電子書籍しかやってこなかった私にとって、出版社から出される紙書籍や冊子に載ることは、これまた新鮮な経験であり、憧れでもありました。
ご縁に恵まれてそういったことが叶ったのは、今年の大きな収穫でした。

仕事といえば、実は半年ほど、アルバイトもしてみたのです。
家事と育児とライター業と並行してのアルバイトは、正直めちゃくちゃ忙しくてしんどかったのですが、やってみてよかったなと思います。

そもそもなぜそんな無茶をした?と思われるかもしれません。
でも、ずっとwebやオンライン、人と会わない外に出ない…という生活が続いた中で、「出勤する」ということをしてみたくなったのです。
人が集まる会社という場所で、人々と机を並べて仕事をする。
パソコン上だけでない雑用もあれこれ発生し、人との実際のやりとりもあって、気持ちが上がったり下がったり…。
これは、良くも悪くも在宅ワークでは経験しがたいことだよなと思いました。
でも結局、通勤がしんどくなって辞めたんですけどね。
ありがたいことに、ライター業の方で仕事も忙しかったですし、やっぱり自分には在宅で仕事をするほうがあってるなと思って。

ただ、やはり貴重な経験だったと思います。
「障害児ママが働く」という選択肢の中で、外で働く、在宅で働く、の他に、「外+在宅で働く」という合わせ技の可能性も見い出せましたし、やりようによってはできるなと思ったので。
この経験も、今後何かに活かせたらいいなと思います。

最後に、子どもたちのこと。
今年は、子どもたちとより一層意思疎通がしやすくなったように思いました。
5歳になった娘はより口達者になり、朝から晩までペラペラペラペラ…。
起きているときはずっとしゃべってるんじゃないかという状況。
自分が思っていること、疑問、保育園であったこと、たくさん話してくれて、意図も伝わりやすくなりました。

9歳になった息子はあいかわらず話すことはできませんが、彼の中に、自分の欲求をより一層細かい部分まで「伝えたい」気持ちが芽生えたような気がします。
ジェスチャーや発声、表情、時には涙を流して、訴えてくるのです。
それでもこちらもわからず、「あぁ、どうしてこの子は言葉を持たないのだろう」と、親としての希望ではなく、息子の歯がゆさが伝わる悔しさから切実に思ったりもしました。

言葉は人間が持つ、非常に重要な武器です。
これを持たない息子はコミュニケーションにおいて不利なことこの上ない。
それが本当に切ないのです。
これまでは、本人にあまり「伝えたい」気持ちが強くなく、「まぁいっか」という場面が多く見られましたが、本人が必死に「伝えたい」とアピールする様子が見られるようになると、その成長が嬉しくもあり、歯がゆくもあるのです。

ただ、伝えたい気持ちが育ってくれたおかげで汲み取れることが増え、意思疎通の幅は広がったと思います。
今後は本人が苦手な絵カードや、マカトンサインでもいいですし、うまくいけば言葉でも…とにかくもっともっと息子の「伝える」手段が増えたらいいなと思います。

長くなりましたが、ここまで読んで下さってありがとうございます。
みなさんにとって2024年が素晴らしい年になりますように。
良いお年を。

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