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妹中毒
2020年5月6日(水)
【Day 48】
次女の三女に対する愛情はもはや「溺愛」と通り越して、「中毒」となっている感がある。
基本的には日中、ずっと三女の遊び相手をしてくれてとてもありがたい一方で、この「三女中毒」の“症状”が随所に現れるので、少々厄介だ。
例えば…
①数秒ごとに三女の頭のニオイを嗅ぐ
これは気持ちはわかる。僕もアッコも、そして比較的クールな長女ですら、三女の頭のニオイには癒される。それが例え風呂に二日ぐらい入っておらず獣のような香りだったとしても、なぜか吸い込むと落ち着くのだ。
しかし、次女の場合は行き過ぎだと思う。三女と遊んでいるとき、数秒間隔で頭に鼻を近づけていることがしばしばある。
②ひたすら三女を追いかけ回す
三女だって時には1人で何かをやりたいときや、次女ではなく長女と遊びたいこともあるだろう。しかし、次女はひと時も三女と離れられないと見えて、三女のあとを常に追いかけ回している。
それに嫌気がさした三女が「ついてこないで!」と拒否しても、それで三女が泣くとうるさいので僕やアッコが「みぱのことはしばらく放っておいてよ」と懇願しても、それができない。
とにかく三女のいく先々について行って、さらに後ろから抱きかかえる。それが時に一層三女からうっとおしがられる原因となる。
次女はあくまで三女と遊んであげているのだと主張するが、実際のところは本人が三女に触れていないと落ち着かないのだろう。次女にとって三女の存在は、言うなればライナスの「安心毛布」なのだ。
③三女が近くにいないと機嫌が悪くなる
上の項目と関係しているが、次女は常に三女のことを呼んでいる。
「みぱ〜、来て〜……来てよ〜……みぱ〜、来てったら〜」
次女に対する三女の態度がつれなかったり、それが例え仕方がない理由(次女が見えないところで、アッコや僕が三女に今やるべきことを申しつけたり)で次女のもとにいけない場合も、ちょっと低めの、恨めしそうな声で三女を呼び続けるのだ。
これが延々と続くと僕もアッコもだんだんストレスが溜まってくるので、やはり最後には「うるさい!」と次女を叱ってしまう。それが今度は次女のストレスとなって、次女の機嫌はどんどん悪くなる。
そして、しばらくすると三女の方から次女の元に近寄っていき、①に戻る。次女と三女の毎日は、基本的にこの無限ループで構成されている。
それでも、三女はやっぱり次女のことが大好きだし、様々な遊びを生み出せる次女は家族の誰よりも三女のことを喜ばすことができる。
お家ごっこ、学校ごっこ、テレビごっこ、スパイごっこ、「むにいぱブランド」という名の洋服屋さん、三女のために書いた絵本(寝る前の読み聞かせの時に三女が数ある絵本の中から選んでくるほど)や作った塗り絵、etc——
うむ。列挙してみると、三女のことを想って生み出すアウトプットの量がスゴい。次女は大したクリエイターだということがよくわかる。想像力が豊かで、実行力もある。
日中放ったらかしにされている中で、これだけ三女のために尽くしているのだから、そりゃ、ツレない態度を取られたら傷つくのも当然なのかも知れないな……
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