見出し画像

コラロイにて。やっぱり飲み会はオフラインに限る

2020年5月23日(土)・24日(日)

【Day 65・66合併号】

日記を1日すっ飛ばした。久々にしこたま飲んだせいだ。

土曜日は、先日繋がったイラストレーター・吉田健太郎君の家族に会いにコラロイへ向かった。

画像1

“シドニーエリアの鴨川”(と、勝手に決めた)「Collaroy」

B1ラインのデカい2階建てバスに揺られて50分ほど、コラロイは、日本で言えば鴨川あたりを彷彿とさせるサーフタウンだ。海沿いを大きな幹線道路が走っていて、たくさんの店が建ち並んでいるが、1本中に入ればそこは静かな住宅街となっている。

スクリーンショット 2020-05-24 22.39.50

住人の多くはやはりサーファーで、そこかしこのバルコニーにはウェットスーツがぶら下がっているし、ガレージでウェットスーツに着替えている住人からは「ハイ、マイト」と声をかけられる。

14時半過ぎ、コラロイに到着するなり、吉田君と僕は軽く波乗りへ。僕の家族と吉田君の家族は海沿いのプレイパークに散歩に出かけた。

この週末は、ニュースでもイーストコーストの波が大きいことがしきりに話題となっていた。おそらく他のポイントが全てクローズしていたのだろう、ウネリを躱すコラロイにはサーファーが集結しており、大混雑の様相を呈していたが、それなりに楽しめた。

久しぶりの“オフライン飲み会”

その後は、吉田君のお宅にお邪魔して、ささやかなホームパーティを楽しんだ。こんな風に、家族以外の人たちと食卓を囲んでビールを飲むのは実に3ヶ月ぶりぐらいになる。

その場にいる誰もがこの感覚にかなり飢えていたことと、誰とでもすぐに仲良くなるタイプと見える吉田君のおかげで、ビールは進むし、会話も全く尽きることがない。やはり飲み会はオフラインに限るのである。

加えて、人生の半分をオーストラリアで過ごし、永住権も獲得している彼の話は、こちらへ来たばかりの僕らにとって勉強になることばかりだった。

そして何よりも嬉しかったのは、吉田家の長女と我が家の三女が、最初こそ探り合っていたものの、すっかり意気投合して終始一緒に遊んでいたことだ。特に三女は人見知りが激しいタイプだから、こんなにも早く打ち解けるとは想像もしていなかった。

画像2

画像3

2人で部屋にこもり、ドアをぴしゃりと閉めて大人の侵入をシャットアウトするあたりも、短時間で親密になったことを象徴するようで微笑ましい。

これからもいろんな友人ができると思うけれど、歳が近い日本人の友人はきっと貴重だから、このまま関係を深められたらと願う。

アッコもよほど楽しかったのか、ワインをしこたま飲んでやや呂律が怪しい。それもそのはず、気づけば5時間以上話し込んで時刻はもう22時を回ろうとしていた。

自宅の最寄りまで走るバスはもうなくなっていて、結局、幹線道路沿いを走るB1ラインのバスでニュートラルベイまで行き、そこから30分かけて歩いて帰ったのだった。

Kentaro Yoshidaの男前な仕事場

ところで、吉田君のお宅は居住エリアにガレージが直結している珍しいユニットなのだが、そこがいい感じの仕事場になっていて、これがとってもカッコいいのだ。

画像4

なんでも、引っ越してきた当初は普通に車を入れようと考えていたが、ガレージが小さく車体を擦ってしまったため、急遽仕事場として活用することに決めたという。そして、オーナーから好きにしていいよと言われて、自分で壁を塗り上げ、デスクとソファを起き、ビール専用の冷蔵庫と、もちろんサーフボードラックも設置し、壁は自分の作品で埋め尽くす——

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

そしてこのような、男なら誰もが憧れる隠れ家的な空間が出来上がったのである。

ここでウェットスーツに着替え、徒歩5分のポイントへ波乗りに向かう。そして1ラウンド終了後、このガレージで着替え、そのまま冷蔵庫からビールを取り出してソファで一杯やる。一息ついて、デスクに向かい仕事に取り掛かる——最高すぎる環境である。もっとも、吉田君は普段、自宅の目の前ではあまり波乗りしないらしいけれども(普段は波がメロウすぎるとか)。

ちなみにサーフボードは吉田君のガレージに置かせてもらったままだ。これでまた一緒に波乗りに行く口実ができたというものである。

「大家好」の絶品チキン

そして翌日の日曜日。

飲んだビールのほとんどがライトビールだったことが功を奏してか、二日酔いは全くなかったが、サイズのある波でサーフィンしたのと、やはり久しぶりに飲み過ぎたことが響いて体が重かった。

天気も寒風が吹きすさぶ曇天で、あまり外出する気持ちにならなかったが、午後チャッツウッドまで食料品を買い出しに出かけた。

画像12

画像13

そこで、前回は寄れなかった大行列の肉屋「大家好(ダージャハオ)」で、肉骨茶用のスペアリブと、夕食用にローストチキン一羽分を購入し、夜は久しぶりに本格的なチャイニーズの味を堪能したのである。

画像14

トッピングにタダで添えられたパンチのあるネギとニラの塩ダレが絶品で、よほどビールが飲みたくなったが、今日は控えておくとする。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?