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「Stay Home」で家族が絶対盛り上がるアクティビティ②

2020年3月29日(日)

【Day 10】

この1週間、子どもたちは毎日昼間の結構な時間をレゴに費やしている。

これは本当に持ってきてよかった。出国前、あの切羽詰まった準備の中で、このクッソ重いレゴを「軟禁中に必要になるはず」と瞬時に判断し、詰め込んできたアッコのファインプレイだ。

ただ、毎日のように部屋がこの惨状になるのがたまにキズである。

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特に子どもたちがハマっているのが、レゴで作る「からくり箱」だ。

様々なブロックの形や特性を活かした「仕掛け」を仕込んで鍵をかけた宝箱のようなモノで、組み立てた後は、それを誰かに開けさせて楽しむ。どうやらYouTubeにはいろんなからくり箱の作り方がアップされているらしい。

ひとたび作り出すとなかなか楽しいようで(僕はそういうの得意じゃないのでやってない)、アッコも含め、各々がクールなからくり箱を生み出そうとレゴと長時間格闘している。

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どれぐらい熱中しているかというと、かれこれ2時間ぐらいはブロック同士が触れ合うカチャカチャという音しか聞こえてこないほどだ。

すごい集中力なので、完成するまでアイスでも食べて待っているとするか。


「おとう、アイス一人で食べたらダメだよ〜」


……はい。そこは気づくのね……


中でも最も熱心な長女・ナツモは、YouTubeにアップロードされているからくり箱を参考にしながらも、オリジナルの仕掛けを工夫して作り出しているようだ。

例えばこんなの。

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ダイヤル式の鍵がついた箱。

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仕掛けはこんな感じで、正しい位置にダイアルを合わせると箱が開く仕様。

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それから、こんなのも。

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オートロックで鍵がかかる箱。

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鍵を使って開いた箱を再び閉じると、自動的にロックされる。

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仕掛けはこんな感じ。白と黒のシーソーのような部分が仕掛けのコアになっている。

ナツモは別にオリジナルの仕掛けにこだわっている訳ではない。YouTubeにアップされたものとは全く同じ材料が揃わないから、そこからヒントを得て、手元の材料だけでできる仕掛けを試行錯誤の上実現しているのである。

さらに、一度完成させたからくり箱を僕やアッコに試させて、そこで、例えば「鍵の可動域が狭い」とか、「制動が安定していない」といった改善点が見つかると、すぐさま材料の組み合わせを変えてそこを修正してくる。

こ、これは……

・ゼロイチではなく、既存のアイデアをベースに効率よく新しいものを生み出す
・制限された環境下で最大限のパフォーマンスを出す方法を考える
・超高速のPDCA

ができている……ナツモが実践しているのは、まさに俺が意識するべき「イケてる仕事」そのものではないのか?

こうしてナツモが完成させたのは、ダイヤル式とオートロックを融合させたからくり箱だ。しかも、買ってもらったばかりのiPadで、からくり箱の紹介動画を自ら編集制作するというオマケ付きである。


なんだか、間の取り方とか、テロップの入れ方とか、初編集のクセにそれなりにYouTubeっぽいトンマナに仕上げてくるあたり、さすが現代っ子という感じだろうか。

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