見出し画像

子どもと自分に向き合う覚悟ができました

小学校1年生の発達グレー長女との関係を再構築すべく、きらぼし学舎の植木 希恵さんが行っている講座「お母さんのための心理学web講座」(略してきらぼし母学)を受講することに決め、9月から参加しました。

まだ1講座しか聴講していないのですが、現時点での感想をまとめました。

「お母さんのための心理学web講座」とは

広島で不登校や発達障害専門の個別指導塾「きらぼし学舎」を運営する植木 希恵さんが開催されている、お母さんのための「普段づかいできる」心理学を学ぶ講座です。

きらぼし母学は今年で4期目となりますが(年度途中の申し込み可)、年30回のライブ講座・アーカイブ受講のほか、なんと過去3期分の講義もアーカイブ受講ができます。(お得すぎ!)

受講のきっかけ

実は数ヶ月前からきらぼし母学を受講したいと思っていましたが、多動ゆえすでに様々なことに手を出していて、学びを十分吸収できないのではないか、との不安もあり、22年に入ってからにしようかと悩んでおりました。

そんな中、4つのきっかけで受講を決めました。

最初のきっかけは長女の退行行為と見られる行動が現れたこと。
元々甘えが強く、小学生に入っても自分でできることも「やって」と甘え、家内を移動するのに抱っこをせがみ、1歳10ヶ月になる次女に嫉妬心を燃やし、という状況でしたが、構って欲しい、見て欲しいという気持ちからだとは理解していました。

ところが最近、次女の幼児用のストローマグでお茶を飲みたい、と言い出したのです。
まさかとは思いつつ、「これは次女のだから使えない。本当に欲しいなら新たに買ってあげるけど」と念のため聞いてみたところ、「欲しい」と。

結局色違いのストローマグを購入してお茶を出してあげたら大喜びでチューチュー飲んでいました。

そんな姿に追い討ちをかけたのが、円形脱毛症。
ある日髪の毛を梳かしていると頭頂部に頭皮が露わになっている部分があることに気がつきました。単4電池の直径ほどの綺麗な円。

ちょうどその数日前に娘に対し感情的に怒りをぶつけてしまったことが続いていたため、それらが原因なのではないか、と反省しました。

3つ目は何かをきっかけに購入した「「愛情の器」モデルに基づく愛着修復プログラム」を読んだこと。

「愛着障害」と言う言葉は以前から知っていて、自分自身の底なしの「認められたい」感情は愛着障害からくるものではないか、とうっすら思っていました。

愛着障害は発達障害とよく混同され、注意欠如多動性障害(ADHD)は「行動」に問題が生じ、愛着障害は「感情」に問題が生じているのだそうです。
(ちなみに自閉症スペクトラム(ASD)は「認知」の問題)

書籍には愛着障害の子どもを発見するためのチェックポイント(簡略版)が記載されており、それを読んで長女は愛着障害なのではないか、と感じました。

そして最後に自分の生きづらさの根っこが見える化したこと。
きらぼし母学と同じく、きらぼし学舎 植木 希恵さんが開講している「「自分のトリセツを作る」自己分析web講座」(略してきらぼしトリセツ)を21年4月から受講していました。

この講座で、8月からスキーマ療法ワークブックに取り組み始めたのですが、その取り組みを通じて自分の生きづらさの原因は「家族」(特に母親との関係)であることに直面しました。
(以前にも気付く機会があったのですが、忙しさと誰に相談すべきかで悩み、結論を出せぬままそのままに)

これらの4つのきっかけが繋がり、私はここに向き合わなければいけない、と強く思いました。

受講開始

9月に入り早速申し込みを行い、アーカイブ動画から気になるテーマを選定。

動画一覧をざっと眺め、目についたのは第3期の「子どもの愛情のバケツを満たすには」
アタッチメント(愛情、愛着)に関連するテーマ。早速聴講。

最初の感想は「もっと早く受講すればよかった』

平易な言葉でかつ具体例を交えながらの説明はとても分かりやすく、「あーここ間違った対応してたなー」「これまさに起こっていることじゃないの?」という発見がありました。
また、自分が普段何気なく行っている行動の背景も垣間見ることができました。

そして救いは「いつからでも遅くない」ということ。(これはきっかけの1つとなった書籍にも同様のことが記載されていた)

この講義の学びは自分軸手帳にも書いて日々の行動に落とし込もうと思います。

自分自身も癒す

長女が3歳を過ぎた頃から、ずっと気になっていたこと。
それは子どもへの接し方が自分の母親と似ていること。

幼少期を思い出すと真っ先に出てくるのは、叱られたり怒られたりしたネガティブな思い出。中高生になってからもあまりよい思い出はありません。

自分の子どもには同じ思いをさせたくない、と意識していたはずが、自分の感情の出し方やそれに対する子どもの反応を振り返ってみると、母親にそっくりなのです。

物事の捉え方(スキーマ)に母との関係から生まれた価値観が刷り込まれているんだな、と感じます。

このスキーマにもアプローチをしないと、おそらく子どもへの関わり方はあまり変わらないはず。
きらぼしトリセツを通じて継続してスキーマワークブックに取り組み、長く積もった黒いドロドロしたものを少しずつ漉していきたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?