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6歳長女、はじめてのおつかい

発達グレーの長女が小学校に入学してまもなく3ヶ月が経とうとしています。
社会生活における「自立」に取り組んでいて、入学前に挑戦してみた「初めてのおつかい」について少し振り返ってみたいと思います。

おつかい先の選定

住んでいる家の前を走る道路は歩道が狭く、その道路の先には大きな幹線道路が走っています。自動車専用道路の出入り口になっている交差点もあり、車の量が多い通りです。

最寄りのスーパーやコンビニは、その幹線道路の交差点や横断する信号を渡る必要があり、1人で行かせるにはまだまだ不安。
さてどうしようか、と考えていたのですが、毎週のように娘と通っている行きつけの花屋さんに行かせることにしました。

このお花屋さんに行くには、家の前の細い道路を歩く必要があるのですが、道路を渡る必要がないため、まあ安心。

また、毎週通うことで子どもにも馴染みの場所となっており、オーナーも子どものことを知っているので、その場で必要なサポートを受けることができる環境でもありました。

おつかい当日

おつかいに行かせた日は夫が月1の休日出勤日で、長女と次女と私の3人で過ごしていました。
次女がお昼寝の時間帯は外に遊びに行くこともできず、長女も家遊びに飽きてきたので、お花屋さんへのおつかいを提案してみました。

刺激的なことが大好きな長女は「行く!」とノリノリ。
恥ずかしがり屋な側面があるものの、1年以上毎週のように通っているお花屋さんなでオーナーとも顔見知りなので、全く躊躇はみられませんでした。

予算は1,200円。財布にお金を入れて、「(お金を見せながら)1,200円で買える分で買ってきてね。お花屋さんにいくら持っているか話して、何が買えるか相談してね」と話しました。

1桁の足し算はできるようになっていましたが、売っているお花は3桁なので流石に自分では計算ができません。
なので、①持っているお金以上には買えない、②足りるかどうかはお花屋さんに相談する、の2点を伝えました。

いざ出発

視野に入るものに反応する特性があり、また常に走ったり、ジグザグに歩いたり(同じ色のタイルしか踏まないルールで歩くやつ)するので一抹の不安を抱えつつ、玄関で①急がなくていいから歩いて行っておいで、②道路は渡らなくていいよ、の2点を伝えて、いざ出発。

ベランダから家を出る姿を見送り、さながらリアル「はじめてのおつかい」のよう。

お花屋さんは歩いて2〜3分の距離。15分ほどで帰ってくるかな?とドキドキしながら帰宅を待ちました。

時計を測り忘れたので、実際にどのくらいで帰宅したかはあまり覚えていないのですが、思っていたより時間がかかったので少し心配になってきていましたが、怪我やトラブルもなく、無事意気揚々とした顔で帰宅しました。

ちゃんと予算内でお花を購入し、お釣りも持って帰ってきました。
時間がかかったのは、到着した時に店内に他のお客さんがいたため外で待っていたからでした。(コロナ禍以降蜜を避けるため、立ち寄る時にいつもそうしていたのを覚えていて、実践していました)

おつかいに行かせてみて

親も子も初めての経験でしたが、リスクを最小限にとどめて、小さなハードルで挑戦したのがよかったです。

一緒にいると「あれやって」「これやって」「できない」を連発するので、大丈夫かい。。。と不安に思うことが多かったのですが、1人でもちゃんと話したことを理解して、実行に移すことができました。
いや、むしろ1人だったからできたのかも。

日々時間に追われて生活していると、子どものチャレンジの芽を摘みがちですが、少しずつでもちょっと難しいけど頑張ればできるストレッチ経験を積ませることで、成長を促してあげたいと改めて思う機会となりました。

子どもにチャレンジさせてみようかな、と思っている方は、ぜひ小さなハードルで第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。

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