脳内多動には「今ここ」を意識するマインドフルネスを

多動が強い長女を見ていて気付いたことをまとめてみました。

ふわふわと脳内旅行に出かけて帰ってこない脳内多動

今年小1になった長女は発達グレーで、注意欠如と多動・衝動性が高く、食事はじっと座って食べることができないし、家の中で歩いて移動することはまずありません(基本走る)。

アトピー体質で肌が弱いので風呂上がりに保湿剤、ステロイドを塗るのですが、この作業も一苦労。薬を塗られることに集中することができず、くねくねするか、何か他の作業をしています(漫画を読んだり、おもちゃで遊んだり)。

この時間が私にとっては苦痛で仕方がないのですが、そんな娘の様子を見てふと気付いたことがありました。

「(脳内)多動は意識が「今ここ」にない」

その時は薬を塗られながら1人芝居みたいなことをしていたのですが、あれ、頭の中の物語に入り込んでそっちの世界に行っちゃってるんだなー、と。

自分の興味関心は薬を塗られることではなく、頭の中で繰り広げられる物語にあるので、まあ戻ってこない。
いくら声をかけても上の空なのはそういうことか、と妙に納得しました。

脳内多動を落ち着かせるマインドフルネス

今回長女の様子を見て、改めて(脳内)多動は意識が散漫になって「今ここ」にいないんだな、ということを客観的に認識することができたのですが、かくいう私自身も脳内多動とはお友達で、特に疲れが出ると脳内旅行から戻って来ることに労力を要します。

今まではどうすることもできず「今日も集中できなかったなー」で自己嫌悪で終わることが多かったのですが、マインドフルネス瞑想を始めてから「今ここ」に戻りやすくなりました。

瞑想を始めたきっかけはVoicyで人気のパーソナリティ ワーママはるさんが主催する毎朝の瞑想ヨガ。

呼吸に意識することで頭の中で音楽が流れ続けるイヤーワームが収まることに気づき、マインドフルネス瞑想を学ぶために講座を受講しました。

マインドフルネスはマサチューセッツ大学医学大学院教授のジョン・カバットジン氏が開発したストレス軽減プログラム(マインドフルネスストレス軽減法)が始まりです。

脳科学の発展により瞑想の効果が科学的にも裏付けられており、次の論文によると
マインドフルネス効果の1つに「注意集中の能力向上」があげられています。

https://ratik.org/wp-content/uploads/ka_yamamoto2007.pdf

講座ではマインドフルネスを深めるための呼吸法をいくつか学びましたが、特に有効だったのが「ミツバチの呼吸」と呼ばれる呼吸法。

腹式呼吸で行う呼吸を行う際、ハミングをしながら鼻から息を出す呼吸法です。
(ハミングの音がミツバチの羽音に似ているので「ミツバチの呼吸」)

ミツバチの呼吸で瞑想しているときは、より呼吸に意識を向けやすいことに気がつきました。(通常の呼吸法では脳内トークが収まらないことも)
ハミングの音がホワイトノイズに似ていて、意識を呼吸に向けやすかったのです。

5分の瞑想でも効果的

脳内多動は「今ここ」を意識しにくく、ふわふわと意識が移ろいでいきます。

マインドフルネス瞑想はそのふわふわと飛んでいく意識を「今ここ」に戻してくれる手助けをしてくれます。

もし同じように脳内多動のため集中しにくい状態になり、なかなか戻ってこられない時は、ほんの少しでもいいのでマインドフルネス瞑想をすることをお勧めします。

マインドフルストレス軽減法に取り組むためのワークブック
マインドフルネス呼吸法や瞑想方法などが紹介されています。

https://amzn.to/3jZEBWE








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