福祉施設開所の苦労

地元に障害のある方の施設が移転してきました。もともと県が運営していた社会福祉法人で信用度は高い団体です。

2拠点暮らしで不在がちの私の家へ所長さんが挨拶にこられて、身体の不自由な方を介護する平屋の一軒家を探しているので情報あれば教えてほしいとのことでした。

何軒か通所施設を運営しており老朽化でもうすこし新しい物件を探しているとのこと。近場にそんな都合のいい空き家があるかどうか分家の叔母や小中学校の同級生に訊ねてみました。

2人とも心当たりを教えてくれて、役所のマッチングサービスにも照会したところ大規模改修の必要な古い建物ばかりで希望に添えなかったそうです。

施設の所長さんは急いで物件を手当てするよう上司から圧をかけられているようで非常に困った様子です。障害のある方に貸したくない家主さんもいるらしくなかなかうまくいきません。

今月またお会いしたので私の車のディーラーさんに相談すると貸家業を営む方を紹介されました。夏に亡くなった恩師のお宅も後継者がいませんから娘さんに声がけだけしました。

地方の田舎は市場に出る前の物件が口コミでやりとりされたりしますから、どれだけ知り合いが多くかつ声がけしたかでスムーズに進んだりします。

実は私も経験があり内々に情報が回ってきたことがありました。

くだんの平屋に関して施設の借地の大家さんにも相談しては⁇とアドバイスすると「あの方とはもういいです」とはっきり拒絶されました。かなり嫌な思いをしたようです。私も薄々知っていただけにやっぱりなと思いましたが。

古くからの地主で利息だけで暮らしているようなお宅ですが恐ろしく数字に細かいらしくいい噂は聞きません。にもかかわらず地域の役職などに就いたりしているからたちが悪い。これが田舎の実態なんですがね。

所長さんはこのエリアのことはよくわからないし人間関係も理解できず困惑しているようで、微力ではありますがなにか手伝えればなとちょくちょく周囲に声がけしているところです。

介護される人もお世話する職員さんにもちょうどいい物件が見つかるといいなぁ。

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