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学力の経済学17)「しつけを受けた人は年収が高い」という事実とその人が持つ性質

しつけを受けた人は年収が高いという事実があります。でもしつけようとしても、なかなか身につかないことがあります。伝える側がイライラしてしまうこともあるでしょう。ではどうすれば良いのでしょうか。また、「先延ばし」の習慣には、手を打つ必要があります。

この記事を音声化したものです。内容を少々膨らませて収録していおります ↓

from:ありのまま@9 #教員生活20年 #潜在数秘術士

神戸大学の西村教授らは、「しつけ」という角度から研究を行いました。

この研究では基本的なモラルを4つ示しています。

①ウソをついてはいけない
②他人に親切にする
③ルールを守る
④勉強をする

4つの基本的モラルをしつけの一環として親から教わった子は、

それらをまったく教わらなかった人と比較すると、

年収が86万円高い

ということを明らかにしています。

月で見ると7万ちょっと多くもらっているイメージです。

なぜ、しつけを受けた人は年収が高いのでしょうか。

山形大学の窪田准教授らの研究では、

しつけが子どもの勤勉性に因果効果を持つ

ことを明らかにしました。

すなわち親が幼少期のしつけをきちんと行い、

基本的なモラルを身につけさせるということは、

勤勉性という非認知能力を培うために重要なプロセスなのです。

そして、このしつけによって育まれた勤勉性

平均的な年収の差につながったのだと考えられます。

しつけというと多岐にわたります。

どれも重要に見えます。

教育学者の森信三はしつけを3つに絞っています。

あいさつ
返事
後始末

です。

先ほどの基本的なモラル4つもこのしつけの3つも

どれも当たり前のことと言えば、当たり前のことです。

だからこそこう思ってしまいませんか?

「こないだも言ったからできるだろう」

って。

そして、できないとついこう言っちゃいます。

「なんで、できないの(これくらいもできないの)」

これは日本語的には疑問文ですが、

かっこの中のことが言いたいのです。

子どもによってはこれを疑問文だと思い、

質問に対する答えを返しますが、

答えを言おうもんなら、さらに倍返しで怒られます 笑

「こないだも言ったからできるだろう」

この考えそのものがお互いを苦しめます

「しつけ」というのは簡単なものではありません。

1回言ったくらいでできるなら、親はいりません。

子育てや教育はほんのわずか薄皮1枚1枚を重ねて

成長を促す行為なのです。

それは変化したかも分からないくらいの

わずかなわずかな成長なのです。

だからこそ時間がかかるのです。

何度も何度も言い聞かせる必要があります。

その時はできなくても、後々になって、

その重要性に気づくことがあります。

十数年ということもあれば、数十年ってこともあります。

「ああ、母が言い続けていたことの重要性が今、分かった」

ということです。

突然、点と点が繋がって、線になるのです。

そのために何度も何度も点を打ってあげるのが

親や教師、地域の大人の役割になります。

時にはイラッとして怒鳴っちゃうこともあると思いますが、

淡々と何度も何度も諭すように伝え続けるのです。

その重要性を様々な切り口から語ってやるのです。

自分なりの実感で語れば良いのです。

「こないだも言ったからできるだろう」

って概念を捨てることです。

粘り強く、何度も何度も語りかけるのです。

ってかっこよく書きましたが、

僕はできていません 汗

威張ってすみません。

自分へ言い聞かせているのです。

ご了承ください。

さらに興味深い研究がありました。

子どもの頃の夏休みの宿題の仕方に関する研究です。

大阪大学の池田教授の研究です。

夏休みに宿題を終わりのほうにやった人ほど、

喫煙、ギャンブル、飲酒の習慣があり、

借金もあって、太っている確率が高いそうです。

要するに宿題を先延ばしにするような自制心のない子どもは

大人になってからもいろいろなことを先延ばしにし、

「明日からやろう」と言っては

結局、禁煙、貯金、ダイエットができないというわけです。


僕、この文章を読んで爆笑してしまいました。

まさに僕のことです。

いや〜ほとんど当たっている。

心の中が見られているようです。

だからこそ、見通しを持って計画的にやるように

教えることって大事だと思います。

僕も教えられました。

でもいまだにできません。

親が悪いのではありません。

出会った先生が悪いのではないのです。

だから僕が悪い

というわけでもないようです。

このことってコンプレックスに感じることもあったのですが、

持っている生まれた性質でもあるってことにも気づきました。

これは統計学で知ることができます。

占いと見られやすいのですが、統計学です。

まあ、どっちでもいいのですが、僕の場合は数秘術です。

自分の性質を知れば、様々なことが分かります。

自然とどういう思考をしがちなのか、どんな判断をしがちか
どんな行動を選択しがちなのか、どんなことに喜びを感じやすいのか

その人にあった自分へのスイッチの入れ方があると思います。

しつけももちろん、親や先生が力を合わせてやります。

でもできないからと言って悲観的になる必要はありません。

性質を知ったり、その子に合うスイッチの入れ方を

一緒に探していけば、いいのです。

きっと素敵な人生を送れる子に育ちますよ!

って自分に言い聞かせています 笑

PS

自分や子どもの持って生まれた性質に興味のある方は以下を覗いてみて。

「Cafetalk」のサービス内容ね ↓

ヒントになると思うよ。

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