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続編!数学は暗記教科?!〜父ちゃん家庭教師14〜

数学の得意な人はチャンク化しているって話。「数学は半分暗記であり、半分暗記ではない」という僕の真意もわかる話です。

この記事を音声化しました ↓

from:ありのまま@9 #教員生活20年 #潜在数秘術士

超大型台風接近中のマックより、、、

今度の台風はかなり強い。

915ヘクトパスカルもあるんだって!

って言われてもピンとこない。

国がすでに自衛隊を出動準備させていることで

その大きさを実感できる。

知事の要請がなくても、出動させるって。

大きな被害が出ないことを祈っている。

さて、予告通り昨日の続き。

「数学は暗記教科?!」の続編である。

結論としては、

原則や原理などのやり方や順序を暗記する

と思っている。

では具体的に。

具体化しないと抽象的なことって伝わりにくいよね。

問題を解くことに慣れてくると

「つなげて」記憶させる。

脳科学の世界でははっきりしていることなんだけど、

小学校「まで」と小学校「あと」は記憶の仕方が違うそうです。

小学生「まで」は意味の分からないことであっても

丸暗記ができる時期で

小学生「あと」は

意味やエピソードで暗記する時期

らしい。

だから、小学生って全然意味の分からないことでも

平気で暗記できる。

だから僕は、小学校1年生にも「百人一首」をしていた。

長い期間、カルタをして耳から音をたくさん入れる。

すると、おおよそ耳だけで暗記する。

そこに音読を入れる。

文字を見なくても言えるから小学校1年生でもできた。

「旧仮名づかい」や「日本語の音の響きのよさ」まで体感させることができる

すぐれ教材が「百人一首」である。

小学生は、どういう意味って分からなくても覚えられる。

中学生・高校生になって、夏休みの宿題で百人一首の暗唱って出なかった?

苦痛だったね〜

というより最初からやってなかったけど、、、汗

中高生になると丸暗記というより、エピソード記憶の方が楽だと思う。

そうなると

中高生の暗記には「つなげる」って大事。

ある程度できるようになったら、「つなげて」あげるのである。

これって「チャンク」って言って、

まとめるっていう意味がある。

いくつかが集まって「つながり」ができ、チャンク化されると

覚えるのは1つになる。

より「原理・原則」に近づくことになる。

そんなに難しいことでないけど、例えば次のようなことって

意外と分かっていないことがある。

長男にこれを指導したときは

「あ〜そういうこと!」

ってなった。

ここでようやく「つながった」感じだった。

因数分解の解の場面。

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X2-5x+6-=0 

(「エックス2乗」マイナス「5エックス」プラス「6」イコール「0」)

のような問題が出ると、さらっとできるのに、

x2-5x=0 

(エックス2乗」マイナス「5エックス」イコール「0」)

というふうに形が変わると

どうすればいいの?ってかたまる。

これを「この場合はこうで」「あの場合はこうする」って

別々にやると2つのことを暗記しなければならない。

でもこれでは数学は伸びない

と思う(父ちゃん家庭教師の勘。多分間違ってないと思う)

だから次のことを教える。

エックスで囲む。

x(x-5)=0

となる。

ここで意味を教える。

「Xにどんな数字が入れば、0になるか」

ということが聞かれているということだ。

そうなるとx=0のときは「かっこ」の左側が「0」になるから、

かけ算すると0になる。

x=5のときは、「かっこ」の中が5−5で「0」になるから、

かけ算すると「0」になる。

こうなると「x2-5x-6=0」も「x2-5x=0」もつながり

1つのことだけ覚えれば良いことになる。

つまり「チャンク化」したことになる。

だから

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はみんな同じ。

3種類出ているが原理・原則さえ分かっていれば、

覚える必要なんてない。

数学では記号が文字と同じ。

その数字と記号が何を意味しているか分かると

理解がグンと進む。

だから形(基本型)だけを暗記しようとすると伸びない。

でも最初のうちは形(基本型)をね!

慣れてくるとそこに意味を付け足して、理解を深める。

そう考えると最初に示した

「数学は半分暗記で半分暗記ではない」

という真意がわかると思う。


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