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現実を受け入れる

幼い時、親のように関わってくれた祖母。なかなか1対1で接していなかったらから、僕の記憶が昔のまま。現実を受け入れ、記憶を更新しながら、考えた話。

この記事を音声化したものです ↓

from:ありのまま@9 #教員生活20年 #潜在数秘術士

公園のベンチで蚊に噛まれながら、、、

公園のベンチで人を待ちながら、

メルマガを書いています。

木陰で柔らかな風が肌に触れ

気持ちがリラックス!

そして蚊は僕のことをとっても好きみたい。

座って5分で右の足首が痒いんですけど、、、

蚊に噛まれやすい人の特徴

ってグーグル先生で検索かけると5つの特徴が!

僕が該当するのか見てみよう。

①赤ちゃんや子供
 僕は頭は子供だけど、身体は大人だから違うと思う。
 待てよ、これは頭のことを言っているかもしれない。
 ということで保留。

②妊娠中の女性
 これは多分違う。

③汗をたくさんかく人
 「たくさん」ってどのくらいだろうね。 
 分かりにくいけど、座っているだけで汗はかかないから
 違う。
 
④飲酒をしている人
 飲んでないよ。
 まだお昼だよ。
 でもそう言われるとドキッとするね。
 僕はね、パトカー見ると隠れたくなる、、、
 悪いことはしてないけど、なんか怖くない?
 体内に酒が貯蓄されているかもしれないから、これはアリエル。

⑤黒い服を着ている人
 紺のズボン、黒い服。
 ど真ん中のストライク。

②と③は絶対違う。

①と④は認めたくないからパス。

よし、⑤ということにしておく。

まあ、蚊の話は置いといて

前回も書いた「奇跡のピアノコンサート」の話。

このコンサートには、歌が音痴だった父と

祖母と一緒に参加した。

祖母は92歳。

今は、自宅で生活しながら、デイケアに通っている。

たまには自宅、デイケア以外の場所にも

連れ出したい。

1週間前に電話で誘う。

「もしもし、おば〜、ありのままだよ。元気ね〜」

『元気よ。今、どこにいるの?

 来るならデイケア休むのに』

「いやいや、ごめん、今日は行けないよ」

『そうね〜、来るときは早めにいってくれたら、

 デイケア休めるからね』

外出たいよね。

そのあと、コンサート誘ったけど、とっても喜んでた。

僕は小さい頃から祖母と過ごす時間が多かった。

共働きの両親に変わり、放課後は祖母の家で過ごす。

15時ごろになるとお腹が空くから、

仏壇に供えられているご飯とかもらってた。

ほら、日本昔話に出てくるような、まるーく盛られているやつ。

そんな感じのご飯。

これが美味しいのよ。

もうね、呪文?念仏?を唱えている時から

狙っているからね、ご飯。

おばーもわかっているから早めにお経を終える。

風邪をひいたときはもちろん、祖母の家だった。

大学へいってたまに遊びにいくと、

必ず台所に立ち、何か食べるものを作ってくれた祖母。

プロ野球のジャイアンツが好きで、よくラジオやテレビで応援していたけど、

負けると機嫌悪くなったね。

「ジャイアンツ、応援しない人は出て行きない」

って言われたことあったな〜

とにかくアグレッシブな祖母。

近くに住んでいながら、正月とか行事以外に

足を運んでいなかった。

だからこそ、奇跡のコンサートに誘った。

僕の記憶の祖母は、更新されていない。

僕の記憶の祖母のイメージが僕の中に生きている。

『あんたはまだお父さんと住んでるね?』

えって思った。

もう15年前から別々に暮らしているよ。

『隣の人(知り合いでもない)は見たことないけど、誰だったかね?』

「知らない人だよ」

階段を降りる足がおぼつかない。

92歳で腰もまっすぐ歩いて、一人でトイレまで行けるんだから

スーパー92歳なことは間違いないのだが、

僕の記憶が更新されていない。

手すりがない階段で思わず手を取った。

手が冷たかった。

手が小さく感じた。

手を握ったのは、いつ以来だろう。

おそらく僕が幼稚園くらいかな?

手を取って、階段をゆっくり降りる。

僕の記憶の祖母が更新される。

そうだね、歳とったもんね。

「おばー、またどっか行こうね」

『そうだね〜』

僕が小さい頃にやってもらったことを返す番だね。

PS

桜でも見に連れて行きたかったけど、

コロナが直撃しちゃったね。

来年は必ず近くに桜の綺麗な公園へ行こうね!

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