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非日常〜さとうきび倒し〜

非日常が日常を豊かにするってお話です。

この記事を音声化したものです ↓

from:ありのまま@9 #教員生活20年 #潜在数秘術士

待ち時間の車内より、、、

日々仕事に追われ、休みが待ち遠しい

って思うよね。

そして日曜日の夕方が憂鬱

分かるかな?

「日本昔ばなし」の「でんでんでぐり返しでバイバイバイ」

聞くと「あー楽しい休みが終わる」

って気持ち。

今ならちびまる子ちゃんかな?

日本昔ばなしは古いね。

でもね、毎日休みならそれはそれでつまらない。

夏休みさ、最初はめちゃくちゃ最高なのに

後半からもう暇で死にそうになるよね。

こんなことなら学校で友達と遊ぶ方が楽しいって。

って学校が始まると「あー夏休み、早く来ないかな」

って逆を求める。

都合がいいよね。

今でもあるな、こんな感覚。

これを繰り返して、思えるようになったことは

「逆を体験するからより愉しさが増す」ってこと。

平日のガチガチな学校や仕事があるからこそ、

休日の自由がなんとも言えず、爽快感になる。

だからね、逆ってあえて体験するようにしているよ。

先日、珍しく父ちゃんから電話。

なんだろうって電話をとると

「さとうきび倒しを手伝ってほしい。暇だろ」

って。

「暇だろ」って言われると

「何を〜」って思うけど、確かに時間があるな。

もちろん断ることもできるけど、汗をたくさんかく仕事も

時に経験しなければ!

父ちゃんのお願いでもあるし、断る理由なんて

1つもないから承諾。

僕の中では人生2度目のさとうきびの収穫。

さとうきびの葉をカマで落とし、上の葉の部分を落とす。

最後に根元を倒す。

それを1本1本拾って、集めてダバねる。

左右の重さが同じくらいになるように交互に

先と根元の方向を変える。

ある程度まとめるとクレーンが来て

引っ張って、トラックの荷台に載せる。

まあ、ここで書いた以上に大変な作業。

とは言っても、僕が作業に参加するまでに、

数日間、父ちゃんは一人で作業をこなしていて

僕がやったのは、根元を倒すこととまとめて束ねることのみ。

ナタで根元を倒していくけど、これがね、結構難しい。

作業は立ったりしゃがんだりするから途中から

頭がぼーっとしてくる。

さらにね、さとうきびの葉って結構トゲがあって、

それが顔をかすめる。

小さな小さな傷がたくさん顔につき、だんだんヒリヒリしてくる。

それを休憩をはさみながら、5時間。

クッタクタだ。

普段の僕の生活では使わない体力・筋肉を使った。

こんな経験をするとさ、真逆にある仕事の良さを

再認識できるんだよね。

さらに、さとうきびでできる黒糖を口にしたときの

感覚が変わるんだよね。

野菜を見ても、これも同じような苦労をしながら

育ててくださったと思うと

感じ方が大きく違う。

だからさ、子供にも非日常の体験をさせたいね。

PS
 
体をたくさん使った後の酒は、最高だったよ。

体に染み込む感じ。

PS2

きび倒しを手伝わなかった兄ちゃんが

「俺ならもっと上手に手伝える」

って言ってたけど、絶対嘘だね。

信じられない。

おそらく僕と対して変わらないよ。

話を盛るクセを知っているからね、言わなけど。

今度会った時は、「モーリニョ」

って呼ぼうかな(忘れてください。自己満足です)

PS3

さとうきび畑の機械化も進んでいるんだって。

父ちゃんは手作業だったけど。

生産性を高めて、ある程度儲からないと続かないよね。

きび倒しの作業も自動化されるんだろうな。

どういうプログラミングすると自動化できか考えると面白いよ。

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