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私とロシア(1)バレエ

今回は、私がロシアに興味を持ち始めた原点となった大好きなバレエについて語りたいと思います。

バレエと出会ったのはまだ言葉もままならない2歳の時。
ジャズダンスやズンバなど、踊りが好きな母に連れられバレエ教室の見学に行った時のこと。
いくつかバレエ団を回ったそうですが、1つのバレエ団に行った際にその場で勝手に踊り始めたそうです。それからそのバレエ団に入って14歳までずっと続けていました。

最初は母も「楽しそうだったから」と本当に娯楽のつもりでやっていましたが、7歳の時にバレエ団の先生にも薦められ、プロの道へ進むためのクラスに変更しました。
今考えると、まだ小学生で学校の友達とワイワイ遊んでいたい時期だっただろうに、週6日、1日5時間のレッスンをこなしていた私は、それだけバレエの世界にのめり込んでいたのだと思います。

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バレエも身体を動かすことなので、スポーツと一緒で基礎的なことを毎日続け、少しずつテクニックを覚えていきます。

バレエを通して学んだことの一つは、基礎の大切さ。
やはり基礎が出来ていないとどんな大技をやってもきれいに見えないのです。
毎日のレッスンでやっていたことは基礎の方が圧倒的に多かったですが、根本的に踊ることが好きだからか楽しかった記憶の方が大きいです。

ただもちろん楽しいことばかりでなく苦しいこともありました。
バレエの世界では10歳くらいになると全国レベルのコンクールに出場し、1人でステージに立って踊るのですが、毎回合格出来たわけではなく不合格になったことも度々ありました。
同じバレエ団の仲間同士でもライバルになるので、「なんであの子が受かって私が落ちたんだろう」と悔しさを覚えることもありました。
それでも思い切って自分をアピールできる場として小さいうちから舞台経験できたことは良かったと思います。

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14歳の時、普通の高校に進学するのかバレエ学校に行くのかで悩みましたが、高校へ進学することにしました。
ダンサーとしての寿命は短く、バレエ一本でいってしまうとその先の可能性を失ってしまうと思ったからです。
逆に、それまで色々勉強していたらいつかバレエと関係あることが違う視点から出来るかもしれないと思いました。

バレエの魅力は、言葉を使わずに表情や身体で自分を表現できるところです。踊っている自分自身ももちろん楽しいのですが、観る立場の時は、ダンサーによって表現の仕方やどこを強調して伝えたいのかが異なるところが面白いと感じます。
また演目ごとにストーリーが独特で、その歴史的背景や文化も同時に知って感じることが出来ます。
そしてバレエは総合芸術なので、音楽も素晴らしいです。
実は本格的にバレエをやるのを辞めてから高校時代は吹奏楽部に入部し、音楽の素晴らしさも学んだため、バレエもより深く理解できるようになりました。

この自分のバレエのルーツから、大学時代はロシア語を勉強することにも繋がりました。
きっかけはロシアバレエでしたが、ロシアという国そのものにも興味を持ち、憧れていたロシア留学も果たすことが出来ました。
留学中には、本場のボリショイバレエやマリインスキーバレエも観に行くことが出来てとても感動しました。バレエをそのまま続けていてもボリショイバレエと関わることは出来たかもしれませんが、バレエの視点からだけではないロシアを知れたので良かったと思っています。

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将来的には、バレエ雑誌の企画などでダンサーのインタビューをして、それをWEB上で発信することで自分の大好きなバレエに携わるとともに、その魅力を日本や世界に伝えていきたいと思っています。
実は世界的にも大手のバレエ雑誌があるのですが、WEB媒体で情報発信出来ているところは少ないのです。バレリーナや芸術に携わる方々は、どちらかというとリアルな世界での体験を重視するため、オンラインのノウハウを持った人は少ないのではないかと思っています。
そこで自分の強みであるWEBデザインやWEB上でのPRを掛け合わせたいと思っています。

*YouTube ARISA WORLD
*Instagram @_alice_rus
*Twitter @Arinko31n

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