想像を絶する辛さ つわり
今日こそは絶対散歩行くぞ。
史上最悪の体調不良が続いたつわりの話をしようと思います。
結論から申しますと、およそ妊娠11週〜17週くらいまでの1ヶ月半仕事を休むことになり、最初に嘔吐してから収まるまで3ヶ月くらいかかりました。
いやー、もうほんと、辛かったです。大げさでもなんでもなく、体的には人生で1番辛く長い期間でした。
心と体は密接に関係していると言いますよね。だんだんとメンタルもやられてきます。どれくらいおかしくなってしまったかというと、
元々、動物に興味がないためSNSなどで動物の動画が流れてきても見ることがなかったわたしが、猫やヤギの出産動画を見て「ねこ、、!がんばれ、、、!!!猫も頑張ってるんだから、わたしも、、、」と涙するほどやばくなってました。
つわりがおさまってからは、また見ることはなくなりましたが、出産後はまた別の感情、母性が大爆発して、ペットの動画などを見ると、この犬(猫)も、お母さんに会いたいだろうなあ。と謎の感情を抱きます。
それにしても、つわりで仕事を休むのはすごく勇気のいることでした。
最初に吐き気を感じたのは妊娠6週の時です。まだまだ妊娠確定でもないのに(胎嚢と呼ばれるものが未確認の時期)通勤途中、駅のトイレで吐いてしまい遅刻しそうになったことで上司に報告となりました。
その後、1ヶ月半の休職に至るまで、通勤途中電車を途中下車して駅のトイレで吐き、仕事中にトイレに駆け込み吐き、電車内で吐き気を我慢し、自宅の最寄駅のトイレに駆け込み吐き、帰宅と同時にトイレに駆け込み吐く、という毎日を半月くらい過ごしました。
冷静に考えて、もう休んでもよくね?と思いますが、その時は人生初の経験でしたし、休んでいい水準がわからなかったんですね。
今までの社会人生活、多少の熱では出勤してましたし(このご時世、それは厳禁ですが)ノロでしか休んだことがなかったので、ほんと辛いけど、みんなこんなもんなのかな?!って思ってました。ネット検索すると、同じように通勤や仕事中トイレに駆け込んでました、なんていう書き込みもありましたしね。
決意できたのはドラマのおかげです。笑
某有名ドラマにて、主人公がつわりでダウンし仕事も家事もなにもできずソファーに横になってる図。あれを見て、あー、休んでいいんだ。って思いました。そう思ったら、仕事の都合上休めない2日を乗り越えた途端、もう起き上がることもできませんでした。
職場から病院に行って母子健康管理指導事項連絡カード(診断書のようなものです)を書いてもらってと言われたため、やっとの思いで産婦人科を受診し、その時点で2週間で2.5キロほど体重減少していたのでその場で点滴加療されました。あぁー、自分にソリタT3(点滴です)落とされてるうーーT3ってなんだっけ?でした。
つわりはよくひどい二日酔いにたとえられますよね。わたしはひどい二日酔いを経験したことがないのでよくわからないのですが、、、。
もうとにかく辛いです。水の匂いが吐き気を誘発するためお風呂前後も吐いたり(お風呂場で吐かないようにするのがすごくハードルの高いミッションでした、なのでお風呂は3日に1回とか)
とにかく起きている時間ずっと何かしら匂います。今まで感じたことのないマンションの廊下の匂いとか、旦那さんの匂いが苦痛で、アリエールをパジャマの袖に垂らしてそれを嗅ぎ続けてしのいでました。
あとヨダレが異常に分泌されて、その自分のよだれでまた吐き気誘発みたいな無限地獄ループでした。
まだ仕事に行けていた時は、食べては吐いてを繰り返していたのですが、要するにまだ食べることはできたんですね。でも、1番つらい2週間くらいはポカリ時々柑橘系の飲むゼリーのみでした。
マンションの下にコンビニがあるのですが、そのコンビニまでも行けませんでした。コンビニに行くってことは要するに、買い物自体と往復と支度の時間で最低でも20分は吐かないでいる必要がありますよね。それが無理なんです。20分平常な時間がないんですね。吐いた直後の5分くらいは落ち着いてる時もありました。その瞬間にとりあえず洗濯物を家に入れたり掃除したりってしてました。もう今考えたらまじで寝てな。って感じですけど。
ひとまず1ヶ月間、医師の指示にて休職しました。(病名としては妊娠悪阻です、ひどいつわりのことです。妊娠は病気じゃないと言う人がいますがまじあれを病気と言わず何という?瀕死か?)1ヶ月経ちそうになっても、1番の峠は越えた感じはあっても、一日中立って仕事し、お昼ご飯も食べてなんてことはとてもじゃないですが無理だと思われました。徒歩10分の産婦人科へさえもタクシーでなんとか辿り着き、結局つわり前から7キロ痩せて(BMI的に言うと16.8というゲッソリ瀕死体型)また点滴加療(うぅーT3、、!まだ調べてない、、、)され、半月伸ばしてもらいました。
1ヶ月半休ませてもらって、なんとか仕事できるかもなとなり、復帰しました。復帰してからも仕事中や帰宅後吐くことは何度かありました。それもなくなったのは妊娠19週の頃。長い長い3ヶ月でしたねー。
わたしの周りでは、食べづわりといって空腹を感じると気持ち悪くなるという人が多く、ひどいつわりを経験された方があまりいませんでした。
職場でもこれまで妊婦さんが数名いらっしゃいましたが、時々休んではいたものの、1ヶ月も休んでいた方は出会ったことがなく、仕事を休むほど辛いものだとは想像していませんでした。
あとは勝手に、今までの体の強さや精神論で、わたしはそんなひどいつわりにはきっとならないし、なっても仕事はなんとか行けるだろ。という根拠のない謎の自信がありました(自信なのかももはや謎)
つわりって、元々の体の強さや体調管理とは全くの無関係にこんなに辛いものなんだなーと痛感すると同時に、今まで職場で出会った妊婦さんたちも、ほんとは辛かったけど必死に耐えていたのかなあと思いました。
妊婦さんには担当を軽くしたりと配慮していたつもりでしたが、まじでほんとに全っ然足りませんでした。今からでも謝りに行きたいくらい。
ちなみにこのつわりの時期ってまだ安定期じゃないんですよね。なので、かばんとかにマタニティマークをまだ付けられなかったりするんです。(付けてるとまだ未報告の職場の人とかにわかってしまって、まあいいんですけど、中には私直接報告してもらってないなとか要らぬモヤモヤを生んだり、流産の可能性もまだ高いしまだ知られたくないなとかいう気持ちもあったり)
なので、すごい体調の悪い中、電車で立ちっぱなしだったり、優先席に座りづらかったりするのが大変でしたね。マタニティマークの話はまた別にするとして、周りに妊婦さんがいらっしゃったら、辛さは個人差あるんですけど、基本ほんと辛いんだろうなっていう気持ちで優しくしてあげてほしいと思います。
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