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ホテル企画に学ぶ<睡眠>

<今回はホテル企画に学ぶマーケティングのアイデアです>

ホテルの販売促進企画として「ホテルガチャ」を紹介しましたが、

ここのところの自粛の影響もあり、ホテルも旅行・出張の宿泊施設としてだけでなく、生活を豊かにするコンテンツを提供する場に変わろうとしているようです。

そこで今回は、コンテンツ提供スペースとしてのポジション確立に取り組んでいる「ホテル」の取り組みを通じて販売促進のアイデアを学んでいきたいと思います。

そして今日はその1回目「睡眠」です。

■【ホテルで午睡】極上の睡眠体験

「内なる美、ととのう暗闇。」三井ガーデンホテル神宮外苑の杜プレミア

宿泊施設の役割として「睡眠」は欠かせません。

とはいえ私としては出張・研修で利用したホテルで快適な睡眠が取れたかというと・・、まあ、貧乏性のためリーズナブルなところばかりに利用していたというのが一番の理由ですけどね。

各ホテルで快適な睡眠について取り組みをしているようですが、三井ガーデンホテル神宮外苑の杜プレミアは、睡眠について体験プログラムも提供しているそうです。

■ダイアログ・イン・ザ・ダークとは

ダイアログ・イン・ザ・ダークは視覚障害者の案内により、完全に光を遮断した“純度100%の暗闇”の中で、視覚以外の様々な感覚やコミュニケーションを楽しむソーシャルエンターテイメントです。

三井ガーデンホテル神宮外苑の杜プレミアには、2019年の秋からダイアログ・イン・ザ・ダークの体験施設「内なる美、ととのう暗闇。」が設けられていたのですね。

コンセプトは「自分自身と対話をしながら、心とからだをととのえる。」

出ましたねトレンドワード「整える」。

眠りについての悩みを抱える現代人にピッタリのプログラムですね。


■寝具メーカーとコラボ

今回紹介している「午睡」は、ダイアログ・イン・ザ・ダーク「内なる美、ととのう暗闇。」シリーズの一環として「暗闇の中で体験する極上の睡眠」をテーマにした6月30日までの期間限定プログラム。

「暗闇の中で眠ってみたい」という要望に応えて、日中のパフォーマンスを向上させる効果があるといわれる「昼寝」を最適に体験できる内容で、昭和西川が「ムアツプラス」寝具を提供しています。


■日本人の睡眠時間は全世界でワースト2位

ちなみに日本人の睡眠はどうなっているのかというと以下の通り世界でも短くなっています。

世界の平均睡眠時間は7時間9分で、日本を含む東アジアの平均睡眠時間が欧米諸国に比べて短い傾向。

日出ずる国々は単純に朝が早いのでしょうか?


■さいごに

今回の「ダイアログ・イン・ザ・ダーク 内なる美、ととのう暗闇。」は、体調を整える「睡眠」の拠点としてホテルに役割をもたせるという発想ですね。

ベッドや寝具といった設備が整っていることは当然のホテルで、睡眠に注目しコンテンツとして価値を高めていくアイデアは、オズボーンのチェックリストでは「転用」に相当します。

みなさんも今ある施設、機能を改善、改良して新たな価値を付け加えてみませんか。

(有馬)


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