大学の恩師の訃報に際し。
大学時代の担任の先生の訃報。
突然だと思ったけど、訃報というのは大体突然訪れるもので。
先生が私にかけてくれた「大学で学ぶこと全てを覚える必要はない。迷った時にどの本を開けばいいか分かるようになればそれでいい。」という言葉は今でも心の支えだ。
この言葉、「答えを知っていることではなく、解決するための方法が模索できることにこそ意味がある」と私は捉えている。
卒業する時、この言葉が好きだと伝えるべきだった。伝えたかった。
お葬式には行けないので、人生で初めての弔電を出した。
緊張した。
でも少しだけ、気持ちが落ち着いた。
あのね、お葬式とかお墓参りとかって、結局この先も生きていく私自身のためにあるものなんじゃないかって思う、やっぱり。
悲しい気持ちを宥めて、思いを馳せて、忘れないため。
先生、闘病辛かったろうな。
向こうでお酒解禁だね。
どうか安らかに。
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