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シャブリのプルミエ・クリュ級のワインを(ワインを飲む。18)

◎このワインを飲むまでの経緯
ブルゴーニュワインを飲むぞ!!ということで、シャブリを飲むことに。
(フランスにあるブルゴーニュ地方にあるシャブリという地域のワイン)
白ですね。
シャブリやブルゴーニュの白はこれまでにも飲んだことがあったけど、今回本には、
「シャブリを飲むならプルミエ・クリュ(第一級の畑から取れたぶどうだけを使ったワイン)以上を」
「おいしいシャブリは高くて当たり前。『とりあえず中生』みたいなノリでとりあえずシャブリちょうだいとは言って欲しくない」
みたいなことが書かれていたので、かなりびびりながら探しました…。
最初はどれがプルミエ・クリュなのかもよくわからなかったんですが、売り場で色々ワインを見たかんじ、大抵ラベルに小さく「Premier Cru」「1er Cru」と書いてあるっぽい。(また帰って来てからネットで調べたところ、「Premier Cru」「1er Cru」とは書かずにプルミエ・クリュの畑名を書くパターンもあるそう。)
http://wp1.fuchu.jp/~class30/html/wine_classofwine.html#bourgogne

酒屋さんいくつか周って、最終的に行ったワイン売り場で店員さんが、「何かお探しですか?」と声をかけてくれて
「シャブリのプルミエ・クリュってやっぱ大体7000円以上しますよね…?」(※7000円という価格は、私がいくつかお酒屋さん周って見た中のシャブリのプルミエ・クリュの最低価格)
とおそるおそる尋ねると
「そうですねえ、大体そんな感じですね…。」
という答えだったので、一瞬の逡巡の後、喉元まで
「また改めます。」
と出かかった時、店員さんが
「でも、プルミエじゃないんですけど、ブラインド(そのワインの名前や情報を一切知らない状態)で飲んだ時に『これプルミエでしょ?』って感じたソムリの人がいるっていうぐらい美味しいシャブリがあるんです!」
ということだったので紹介してもらうことに
「安いシャブリって、少しのっぺりした印象の辛口が多いとおもうんですけどこれはミネラル感がちゃんとあって、華やかな色気のある味わいなんですよね…!」
色気のある味わい!
ワインの味をそういう風に表現できるのか…!私の記憶力が神級なら一言一句違わず説明の内容をここに書きたかったけど大体こんなかんじの説明でした。
実は私この店員さん大好きで、というのも前セミヨン単一の貴腐ワインを勧めてくれた店員さんとおんなじ方なんです。
https://note.mu/arima08/n/n26da6d3a20d6?magazine_key=m2cfd664b8df5
ワイン一本一本に対する愛情がちゃんとあって、かつそのワインの良さを初心者にも的確に愛情を持って伝えられる表現力があって、私この方からワインの紹介受けるの大好き!ワインが好きになれる!
ここまで熱と愛情と客観性のバランスを持って1本のワインを紹介できるの、そのワインのこと全く知らなかったとしてもほんとに美味しいのかそうじゃないのかわからなくても、もうその紹介自体にお金を払える!本当に!
そんな気持ちで買ってきた今日の1本です。

◎感想 モーペルテュイ シャブリ

今までシャブリとかシャルドネとかって、なんとなく「香りは華やかでも味わいはストイックな辛口の白!」というイメージがなんとなくあったんだけど、これは店員さんが「色気がある」と形容するのがなんかわかった!酸味の中にフルーティな甘みやミネラル感があってふくよかな印象…。(私がミネラル感だと知覚しているものが、プロの人が感じているミネラル感と同じ物かはあんまり自信がないですが)
たぶんプルミエ・クリュ以上のシャブリはただ辛口!あっさり白!ってだけじゃなく、味わいに華やかさとふくよかさがあるんだろうな~と、プルミエ・クリュを飲んだことがないなりにその雰囲気が察せられてよかったです。初心者にいいワインを勧めていただきました。

◎おつまみ・食事
白って赤ほど食事の合う合わないが激しくないと感じているので白を飲むときって正直あんまり食べ合わせを気にせず食事を選んじゃうんですが、今回食べた中では、ポテサラやマカロニサラダのまろやかさとか、ミネストローネのトマトのあっさりした酸味がこのワインに合っていたように感じました。
逆にお肉には合わないってわけでもないけどすごい合うってわけでもなかった…。このワインの華やかさが若干殺されちゃうかんじで。

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