見出し画像

自力で留学(現地で住居探し)

日本にいた時に、住居を決めてドイツ到着当日から住むことが出来たのは良かったが、階下に住むパーティ狂な大学生たちと家主が非対応であったことから引越しを決めた私(↓過去記事参照)

さらっと簡単に次が見つかったように書いたけれど、実際はそんな印象が残ってるだけで、当時を思い返してみると「まだ決まらない」とドキドキしてたな・・・・
既に私が現地に住んでいたので3つくらい内覧し、最終的に決めた場所は内覧したその場で決めたので、思いの外すんなり決まった顛末でした。しかも家主さんのお店がアパートの下にあったので家賃は現金でそこへ持っていけばOKで銀行振込をしないで済むのも楽だった。

アパート問題で残ったのは最初のアパートの敷金返還。実際にこういう家主は一定数いるので、これからアパートを探す人は気をつけて欲しいと思う。

後から知ったことだけれど、相場より割高で事情をよく知らない外国人だけに貸す家主で、本来は賃貸物件でも持ち主が支払わなければならないものまで賃借人に支払いを負わせていた。
更に敷金返還をしない。契約書に記述はあっても踏み倒す。私の場合も何度電話をしてもメールをしても返事がなく、あっても毎回私の銀行口座を確認しては無視をする茶番を半年以上繰り返されていた。
家主は今までの外国人の賃借人同様、私が留学期間終了で日本へ帰国してしまえば、敷金(30万円くらい)をそのまま自分の懐に入れるつもりだったんだろう。

新しいアパートに引っ越して2ヶ月くらいした頃に語学練習相手が見つかった。社会人の方だった。長屋タイプの家を購入したばかりで空き部屋もあるから、誰かアパート探してる人がいないか尋ねられた時、私が前のアパートで起きた問題について説明し、引っ越してきたばかりだという話をした。
すると、私は「ドイツではそんなもんなのか」と思っていた家主について、いかにおかしかったか問題点を教えてくれた。
更には、彼の友達が弁護士なので「正式な弁護士からのメール」として家主に契約書不履行を含めて請求をしてくれるという。
とはいえ、私自身、いくらその弁護士に払えばいいのかわからないので確認をすると親しい間柄らしく、気軽に無料でいいと言ってくれた。助かった。

彼の友達の弁護士メールを出したことで、元家主は即レスをした。
「賃借人が振込先を教えてくれないから振り込めない」というもの。
更に弁護士からメールの返信として、今までの私と家主のやりとりのメールを添付し更にメール文面に改めて私の銀行口座を記して送信。
そしてその翌日には振込がされたという事実。
その間3日。

半年かかっても返還されなかった敷金が3日で返ってきた。

語学練習相手のは感謝しかなかった。
一連のメールをする前に、若干半信半疑の私に、
「ドイツ人は肩書きや権力に弱いから、弁護士の肩書き見たらすぐ対処すると思うよ」と、彼が話してくれたのは事実だった。

私の場合は、本当に偶然の幸運が重なって返還できたけれど、もし弁護士や然るべき肩書きの知り合いがいなかったら厳しかっただろうと実感してる。
現地では私のような外国人を狙って違法なことをする現地の人は、割とあるあるなので、英語ができればまだどうにかなる可能性もあるけれど、日本語しか出来ないのなら、かなり割高になるけど、現地のトラブル保証までしてくれる日本語のできるエージェントに素直に一括依頼したほうがいいと思う。
それでも実際には、近所にエージェント拠点がある地域に留学しなければ難しいと思うけど。

ちなみに、ドイツ人は長いものに巻かれる人が多いです。弁護士・税理士・医師・教授・社長の肩書き大好き。これはのちに私がドイツに引っ越してからも実感しまくる事実だった。

画像は引越した先のアパートの前。古い家が沢山でした。

#海外生活 #自力で留学 #アパート問題 #ドイツ留学 #ドイツ生活 #敷金返還  


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?