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自分を低く見積もる―ディスカウントに要注意! コラム21

 本来の、誰しもが価値のある存在です。一人ひとり違う存在で在れながら、それぞれに素晴らしい持ち味、賜物が備えられているのです。

それにもかかわらず、私たちは人と比べて、

「私と同じ年なのに、あの人はすごい、それに比べて何をやっているんだ」「自分なんか全然がんばれていないな」

などと、自分をさげすむことがあります。

特に心が弱っているとき、何か嫌なことがあった時などはこの傾向は強くなりがちです。

本来の自分の価値を低く見積もって、自分で自分をさげすむことをディスカウントといいます。

ディスカウントは本来持っている、自分の良いところや、備わっている能力も低い、またはないものと見なします。

そのため、何か新しいことをしようとすると「難しい」とか「相当頑張らないと」となどと、本来ないところにハードルをもってきて、超えるべき試練を多めに設定してしまうのです。

そして、そのハードルの高さに屈して「やっぱりだめだ」という自分を再生産していくのです。

その結果、セルフイメージがゆがむのです。

自分をディスカウントした状態はありのままではありません。ありのままのでいることは、一切の努力を放棄して「ディスカウントしたありのまま」で居続けることではありません。

本来もっているあなたの良いところを自分で認めていくことで、生きづらさから解放され、真にありのままの自分を生きることができるようになるのです。


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