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「自分と向き合う時間」で「キャリアパス迷子」になるのを避けよう

2月も下旬。今年は暖冬ということもあり、春の訪れを感じる季節が早くもやってきました。1年ってはやいですねえ。

さて、前回の第一回目の投稿でも書きましたが、私は、3年半という短い期間の大手素材メーカー勤務を終え、フリーランス転身しました。

最初は不安になることも多く、「まずは1年やってみて、気が済んだらまた就職する」なんてこともよく言っていましたが、一度フリーを経験してしまった今、今は「もう会社勤めには戻れない」と声を大にして言えます(笑)

それにはいろんな理由がありますが、まず1つ目には世の中たくさんお仕事がある、ということ。企業勤め時代には、「フリーになったら仕事がなくなるんじゃないか、お金が入ってこなくなるんじゃないか」そう思うことも多くありました。しかし、求人情報、知り合いづてのお仕事依頼などなど、世の中にはいろんなお仕事があるものです。

それで少し楽しくなってきてしまった私は、仕事を始めてすぐのとき、特にお金に困窮しているわけでもないのに(そもそもお金がフリーランスになった理由でもないですしね)なぜか「軌道に乗せる(=収入を安定させる)」ことを最重要視しだしてしまったことがありました。がむしゃらに「時給の良さ」や、「空いている時間が減らせる」といった条件にひかれて空いている時間はどんどん仕事を入れるようになっていったのです。

そんなちょっとした反省を踏まえて今思うのは、フリーランスとして働くときは定期的に「そもそも自分はどうしてフリーランスになったのか」という自分の原点に立ち返るということを意識する必要がある、ということ。

自分がフリーランスとして再出発し始めたのは「より多くの収入を手にしたい」のかそれとも「より自由に働きたい」のか。「好きなことを仕事にしたい」のか「今後のための勉強や修行の時間が欲しい」のか。

理由は人それぞれだと思いますが、仮にそれが「お金」でないのであれば、「お金」への過度な「不安」や「焦り」で足元がぐらつき、自分が一番大事にしていることを見落とすことになりかねません。そしたら結局、いつまでたっても自分の求める姿には近づくことができないでしょう。それじゃあフリーランスになった意味、なくなっちゃいますよね。

私がフリーランスとして1番感じたのは、フリーランスとして働くときの最大の課題となるのは、「自分が自分のよき理解者・メンターになる」ということです。

企業勤め時代のように「年次による昇進」「上司からの新しい仕事の打診」など継続的にキャリアを積み上げていく機会が減る一方で、フリーランスではすべてが自由故、日々様々な種類の選択を迫られます

そんなときに企業勤めと比べて一番わかりやすい違いである「お金」に焦点を当てすぎると「ボーナスがなくなった」とか「保険の金額があがった」という本来の目的とはずれた方向性にキャリアをもっていきがちになるでしょう。

お金や仕事の量を重視するよりも、自分の向かいたい方向に向かって自分が進んでいるかを随時自分でマネジメントすることのほうがよっぽど大事。まずはどんな予定よりも「自分と向き合う時間」をつくってその時々の自分に今は何が必要なのか、耳を傾けてみましょう。




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