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Netflix ネットフリックス NFLX Q2-22決算

Q2-22決算

❌売上高:7.97B vs 8.04B
⭕EPS:3.20 vs 2.96

Q3-22ガイダンス

❌売上:7.838B vs 8.08B
❌EPS:2.14 vs 2.77
営業利益:1,255M
営業利益率:16.0%
純利益:961M
有料会員:221.67M
増減数:+1.00M

トピックス

  • 有料会員数200万人減少のガイダンスに対し結果97万人の減少

  • 売上高の約60%が米国外からのものであり、米ドル高の影響を強く受けている

  • 広告付き低価格プランについては、最近マイクロソフトとの提携を発表し2023年初頭の開始予定

  • アカウントをシェアしている1億世帯以上のマネタイズに取り組んでいる初期段階であり、会員にとって使いやすいシェアサービスを見つけ出し2023年に提供予定

売上高

会社ガイダンス8,053Mドル、アナリスト予想8.04Bドルを下回りました。
売上高成長率は前年同期比+9%で、為替による−339Mドルの影響を除くと+13%です。
為替が予想よりも悪化(米ドル高)でした。

EPS

会社ガイダンス3.00ドル、アナリスト予想2.96ドルを上回りました。

売上高に占める費用

営業利益

営業利益は会社予想1,730Mドルに対して結果1,578Mドル、
営業利益率は会社予想21.5%に対して結果16.0%でした。
退職金70Mと不動産リースの現存80Mを計上しており、この150Mとドル高による為替変動の影響を除くと営業利益と営業利益率はガイダンス予想をわずかに上回りました。

純利益

会社予想1,354Mドルに対して結果1,441Mドルでした。

営業キャッシュフロー

フリーキャッシュフロー


有料会員数

会社予想の有料会員数221.64万人、新規会員数−20万人に対して結果は有料会員数220.67百万人、新規会員数−97万人です。

地域別

UCAN:US and Canada
EMEA:Europe, Middle East and Africa
LATAM:Latin America
APAC:Asia-Pacific

売上高

売上高成長率はUCANが+9%、EMEAが+2%、LATAMが+20%、APACが+14%です。

有料会員数

有料会員数はUCANが-1%、EMEAが+6%、LATAMが+2%、APACが+25%です。

平均売上高

平均売上高はUCANが+10%、EMEAが-4%、LATAMが+16%、APACが-9%です。
昨年12月にインドで実施した価格の引き下げの影響によってAPACのARMが減少しています。

平均売上高と有料会員数

地域別に縦軸に平均売上高、横軸に有料会員数をプロットしました。
期間はQ2-20からQ2-22の9期間です。

目標株価

🔼Morgan Stanley:$220 → $230
🔼Rosenblatt:$196 → $201
🔼Macquarie:$150 → $170
🔽Baird:$260 → $240
🔼JP Morgan:$230 → $240
🔽Deutsche Bank:$300 → $270
🔽Credit Suisse:$350 → $263
🔽Pivotal Research:$235 → $175
🔼Piper Sandler:$210 → $215
🔼Stifel:$240 → $250

上方修正が6社、下方修正が4社

私見

ドル高についての記述が目立った印象でした。
AHで株価が大きく上がっていますが、有料会員数の減少が思ったよりも少ないことが好感されたようです。
しかし、売上高はアナリスト予想を下回っており、あまりガイダンスも良くないように思えます。
新型コロナウイルスの影響によって短期間で大きく成長しましたが、今後は広告付き低価格プランと有料会員のシェアサービスが成長の鍵を握りそうです。

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