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42.息子大好き♪お母さん大好き♪

 義母は息子である元夫のことが大好きです。元夫も義母のことが大好きです。

 私たちが結婚するときはとても寂しそうでした。表向きは私たちの結婚を喜んでくれていたように見えたのですが、陰でずっと匿名掲示板2ちゃんねるに私の悪口を書き込んでいました。(誰が書き込んでいるのかわからずずっと気持ち悪かったのですが、後に義母だったことが発覚して、元夫から謝罪がありました。)息子のことが大好きだったんだと思います。夫とふたりきりでの旅行をプレゼントしてあげるととても喜んでいたし、そんなに近くはないけどしょっちゅう会いに来ていたし、夫と義母は毎日電話もメールもしていました。義母は、私たち夫婦が仲良くしていた時は、表向きは私にもとても親切にしてくれていたけれど、本当は憎まれていたみたいです。親切にしたい気持ちと、憎ましい気持ちで入り乱れていたのかも知れません。でも仲が悪くなった途端に、親切にする必要はなくなり、私への憎悪の気持ちが大爆発したのではないかと思います。

 元夫は小さな頃ヤンチャで色々ヤラカシタこともあって、お母さんには迷惑をたくさんかけたそうです。謝りに行った先で相手の子のお母さんに、蹴飛ばされたこともあったそうです。どんな時でもお母さんは100%信じてくれて味方でいてくれて100パーセント守ってくれたそうです。病気がちな息子だったこともあってすごくすごく大事にしてくれていたみたいです。

 私も、息子がヤンチャでお友達に迷惑をかけてしまって謝りに行ったこともあります。でも未だかつて蹴飛ばされた経験はありません。どんなことをして、どんな謝り方をして蹴飛ばされたのか知りません。相手のお母さんがすごい激しい人だっただけかも知れません。

 でも以前、貸したお金が本当に返って来なくて「せめて月に1万円ずつでもいいから返して欲しい」と夫が言葉を選んで義母にお願いをした際、「ごめんなさいね。返せばいいんでしょ!返せばっ!」って言いながら1万円札を机の上に投げつけて、すごい態度だったことを思い出してしまい、妙に納得してしまいました。

 謝っているようで、決して自分の非を認めず、相手を責めてくるようなところがあったからです。

 連れ去りの時もそう。仲が悪くなった経緯も、夫も悪いし、私にも悪いところがありました。でも、一方的に私のことだけを責めてきたのです。他人なのに。

 そして当事者である元夫は、どこか当事者ではないようなふわふわとした立ち位置で、はたから見るととても奇妙ですが、元夫が子どものころから、義母は親戚、知人から借金を繰り返していて、きっと暴走も繰り返していて、その度に当事者でいることから逃げる癖がついてしまったし、周囲に言い訳をするのにも嘘をつかないとやっていられなかったのではないかと思います。

 子どもも、自分の身を守るため、お友達を守るため、様々な理由で嘘をついちゃうこともあると思います。そのたびに、どういう対応をするかは親の才腕にかかっているのではないかと思います。大人になった時に、困らないように。ちゃんと自分の力で生きていけるように、難しいけど、手は出しすぎず、応援できるそんな親になりたいなと思いました。

 子どもを愛する気持ちは美しいし、大切だけど、どのように愛するかはとても大切だし、重要だと感じました。


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