泣くことを肯定してみる

きっかけはカラオケでした。号泣しながらのカラオケが物凄くすっきりした気分になった。特にカラオケが好きなわけでもなかったから自分にとって意外な発見だった。

  • 食べる、泣く、カラオケに行く

外食していて仕事の話をしていたときに、今まで考えないようにしていたもやもやが溢れかえりストレスに押しつぶされて涙が溢れたので、このまま食事は出来ないし、帰宅するにしても嗚咽しながら電車に乗りたくなかったからとりあえずカラオケに行った。

好きなバンドの「辛いけど頑張ろう系」の曲を中心に歌っていたら、歌詞にめちゃくちゃ共感して、辛い思いをしているのは私だけじゃないと励まされた気持ちになり、このバンド最高だと思ったらどんどん泣けて、自分の中のもやもやが浄化されていった。部屋を出るころには「また来週からがんばろう」と清々しい気持ちになっていた。泣いた後にこんな前向きな気持ちになれたのは初めてだった。

  • 泣いたときの気持ち

いつもは泣くと、最初はストレスが洗い流されている気分になるけど、途中から何で泣いているのか分からなくなってくるし、それなのに涙は止まらないから何故か悲しい気持ちになってきて、最後は泣き疲れて頭の中が放心状態になる。普段頭の中で色んなことをぐるぐると常に考えていてストレスの閾値を超えると強制的にリセットボタンを押されて涙が出てしまうのだと思っている。
私にとって突発的に泣くというのは「普通ではない」状態だと思っていて良くないことだと思っていた。ストレスをコントロール出来ていなくて、まだ私はうつ状態なのかなと思って、改善の努力はしているけどまだ寛解には程遠いと悲しい気持ちになっていた。泣いている自分を自己否定していた。

  • 泣くことは悪いことじゃない

でも、人前で泣いて迷惑を掛けなければ、別に泣くことって悪いことではないんじゃないかなって思えた。現にカラオケは家の外だけど、誰かに迷惑はかけなかったし。以前、新入社員の時に会社で急に涙が溢れてそのまま休職からの退職を経験したのが自分の中で結構トラウマだったのかもしれない。
「涙活」という言葉があるくらい、泣いてデトックスしようとする人もいるのだから、涙が出ても「ストレスが溜まっていたんだな、身体よ浄化してくれてありがとう」ぐらいの気持ちでいようかな。


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