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【読書メモ】20代から知っておきたいお金のルール

情報

  • 著者:横山光昭

  • 読了日:2022.03.06(再読)

感想

 タイトルどおり、20代から知っておくとよいお金に関する知識を広く浅くまとめられている本。

 著者は2017年にベストセラーになったつみたて投資『はじめての人のための3000円投資生活』を書いたFPの横山光昭さん。

 本書は、大きく

  • お金の貯め方の話

  • 夫婦のお金の管理の仕方に関する話

  • 給与・税金・社会保険料の話

  • 保険に関するお金の話

  • 家に関するお金の話

  • 子供の教育資金に関する話

  • お金にまつわる危ない話(リボ払いとか消費者金融とか)

について基礎的な知識がまとめられている。ご覧の通り網羅的に書かれているのでまとまりはいいと思うのだが、最初からこの本を読んで頭に残るか?というと少なくともわたしは違った。

 わたしはタイトルに惹かれて社会人なりたての頃に本書を買って一通り読んだのだが、今あらためて読み返してみると、当時は字面だけなぞって全然入ってなかったんだなぁと思った。

 例えば、「"年末調整"や"確定申告"の違いは何か?」や「会社員でいう必要経費は"給与所得控除"であること」など、本書にちゃんと書かれていたのだが正直全然覚えてなかった。

 そのあたりは、「この歳で知っておかなきゃさすがにまずいな」って思って2年くらい前に読んだ『すみません、金利ってなんですか?』っていう本で学んだ。

 他にも教育資金や家に関するお金の話も、今だから真剣に読むことができるし、なるほどと思うことがあったのだが、当時はピンときてなかったと思う。まぁ20代で社会人なりたて、かつ独身が家や教育資金の心配してもね…。

 網羅的・体系的な本は、ある程度知識が入った後に振り返るのにはいいかもしれないけど、ほんとに初っ端から選ぶのはあんまりスジがよくないのかも。

 そもそもこの本が悪いというわけではなく、自分の読むタイミングが合ってなかっただけなんですけどね。「勉強のタイミング」ってほんと大事。
 

読書メモ

  • 支出は「消費」(70%)、「浪費」(5%)、「投資」(25%)に分けて考える
    ※かっこの中は理想的な割合

  • 「16.7%の法則」毎月の手取り16.7%を貯めると3年後に年収の半分が貯まっている

  • 年収=源泉徴収票の「支払金額」

  • 夫婦ふたりで貯める老後資金の目安は2120万

  • 家を買う時重要なのは
    ①借入額
    ②返済期間
    ③金利
    をいかに少なくするか

  • 家を買うと物件価格のプラス5〜10%余分にかかる

  • 家を買うなら売れる家を買う
    分譲マンションは10年経つと大幅に価値が目減り

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