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【読書メモ】9割捨てて10倍伝わる「要約力」 最短・最速のコミュニケーションで成果は最大化する

情報

  • 著者:山口拓朗

  • 読了日:2022.03.06

感想

 タイトルにある「要約力」を一言でいうと、情報のなかから「死んでもこれだけは言っておく!」の部分を見つける力、またはその状態まで情報をまとめられる力のこと。これが本書のキーメッセージ。

 著者はライターの山口拓郎さん。文章術に関する本を結構出している印象があるので、ブログやnoteを書いている人で「文章力上げたいな」「文章に関する本読んでみうかな」と思って検索すると結構な確率でエンカウントすると思う。

 冒頭であげたキーメッセージは、さすが要約の本だけあって、かなり尖ってていいと思う。

 ただ内容としてはキーメッセージがピークだったかな。実際のHOW TOは後述する「読書メモ」にまとめたとおり結構オーソドックスな内容で、新しい発見はあまりなかった。ある程度、社会人経験がある人なら誰でも知っているような内容ではないだろうか。

 まぁ知っていても、できているかといわれると別の話なんですけどね……。わたし自身、相手に端的かつ明瞭に説明するということに関して、結構な課題意識を持っているので、こういった感想を持つということは、逆に言うと誰でも知っているようなことがまだ実践しきれてないということになる。引き続き精進か……。

 できればHOW TOを実際に使って、長めの文章や情報を要約している実例をもっと豊富に載せてくれていればより良い本だった。

読書メモ

  • 要約は「 情報収集  情報整理  情報伝達」の 3ステップで

①情報収集:必要な情報を集める
②情報整理:情報をグループ分けする
③情報伝達:簡潔に相手に伝える

  • おすすめテンプレートは「用件+結論優先方」

①用件
②結論(死んでもこれだけは言っておく!)
③理由
④詳細

  • 相手の知識レベル・理解力・想像力をちょっと疑うくらいがちょうどいいさじ加減

  • 話す順番は「幹→枝→葉」

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