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#006.タスクシュートは「線」のタスク管理術だと思う

おつかれさまです。「タスクシューター界のジェームズ・ボンド」ことありひとです。

前回、#003でタスクシュートのログは「時間の生態系があらわれるビオトープだ」的な話をしました。

今回も似たような話ですが、違った表現でタスクシュートをみていきます。

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それは「点」と「線」の話。

タスクを優先順位順に並べた一般的な「TODOリスト」。これは「点」のタスク管理。

TODOリストに乗っているタスクが、他のタスクと関係する要素は「優先度」くらい。「タスクAは、タスクBより優先度が高い(または、低い)」っていうのはリストから読み取れる。場合によっては、優先度もつけてなくて、ただやりたいこと・やることをとりあえず書き出したリストもあるかもしれない。

いずれにせよ、TODOリスト上のタスク同士の関係は疎結合になっている。なので、タスクAが完了して、チェックをつけて消したら、そこで終わり。

その結果がほかのタスクにどう作用するかはリスト上から読み取れない。でも#003でも書いたように、時間というひとつの生態系で起きている事象なので、何かしら作用しているはず。

他のタスクに取り掛かる時間を使い切ってしまったり、他のタスクへのモチベーションを上げたり・下げたり。ポジティブ・ネガティブ問わずそこには必ずゆらぎが生じていると思う。でもTODOリストだとそこは残らないしわからない。だから「点」のタスク管理。

一方で、タスクシュートは「線」のタスク管理。

タスクを実行順に上から並べて、かつ見積時間と実績時間から1日の終わり(終了予定時刻)がリアルタイムに把握できることで、前段のタスクが後続のタスクに与える作用がとてもわかりやすい。

よくタスクシュートをく「レール」って表現をすることもあるけど、そこから電車乗ってるイメージも連想できる。一つ前の駅(タスク)での停車時間が予定よりも長かったら、次の駅(タスク) に到着するのも遅れる。そんな感じ。

「線」っていうのは実際は「点」の集合体になるわけだけど、タスクシュートを実践しているとつくづく「何もしていない時間なんてない」っていうのを痛感させられる。

1日の時間の流れっていうのは自分がタスクとして切り出した「点」がぽつりぽつりあるわけではなく、切り出しきらなかったことも含めて無数の点が連続的に続いている。

だから「未来」とか「将来」とかボヤけた点を想像することは実際は結構難しい。その点をどれだけ綿密に想像=計画したとしても、その前の点、さらにその前の点…のようにそこにいたるまでのすべての点の影響を洗い出すのなんて不可能に近い。

なので、タスクシュートは計画に力点を置かないタスク管理術。

あと、もひとつタスクシュートを使ってて強く感じるようになったのは、人間が唯一明確に意識できる点は、自分が立っている「現在」という1点のみってこと。

今日はこのへんで。ありひとでした。

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