【読書メモ】最短の時間で最大の成果を手に入れる 超効率勉強法
情報
○著者:メンタリスト DaiGo
○読了日:2022.02.10(図書館で借りた)
感想
あらゆるテーマに対して科学的に裏付けされたメソッドまとめるDaiGo本のうち、勉強法をテーマにした本。
本書の骨子は「科学的に効果があるとされている勉強法はアクティブラーニングしかない」に尽きる。
つまり教科書をただ読んだり、大事だと思うところに線を引いたりするだけの受け身の勉強ではなく、能動的に取り組まないと意味がないということ。
"能動的"というのがなかなか難しいが、本書ではアクティブラーニングを2つの大きな要素にわけて説明している。それが
である。「想起」は忘れた頃に思い出すこと。「再言語化」は自分の言葉で説明できるようになること。
これらを満たす具体的なメソッドが本書ではいくつか紹介されているが、わたしが一番手っ取り早く試せそうで、かつずっと続けられそうだなと思う方法が「クイズ化」である。
覚えたい内容、知識として焼き付けたい内容をクイズにしてしまうことで、クイズの答えを考えるときに「想起」が起きる。またクイズ文を自分で作ることで「再言語化」にもつながる。
たとえば「1543年,ポルトガル人を乗せた中国船が種子島に漂着し,鉄砲を伝えた」と教科書の無機質な一文を覚えようとするより、
といったクイズにしてしまうほうが、刺激的で頭に残りやすいとのことだ。
これは最近(つっても2021年の夏か……)発売されたDaigoのノート術に関する本でも、クイズ形式にするためのノート術が紹介されているくらいだから、間違いない手法なんだろう。
わたしも資格試験で覚えたい知識とかは、Ankiという単語帳アプリに放り込んで覚えるようにしており、効果を実感している。(ちなみにAnkiは人間の忘却曲線に沿ってアプリが自動的に復習タイミングを決定してくれるすばらしい学習ツールです。ご興味ある方はぜひ調べてみてください)
そういう意味では学習方法に関して、とてつもなく目新しい情報に本書で出会えたわけではないけれど、自分のやっていることがそこまで間違ってないことを確認できたという意味では借りてよかったと思う。買うまでではないかな。
読書メモ
科学的な勉強法は「アクティブラーニング」しかない
→「想起」と「再言語化」目標は「自己超越目標」をかかげて、自分に制限をかけないようにする
人間にはそれぞれ「クロノタイプ」がある
ただし、4:00~7:00の時間帯はほぼすべての人の学習効率が下がりやすい
→早起きしすぎに注意。起きてすぐのコーヒーはよくない。90分後がよい。
→コルチゾール分泌とぶつかってしまい、いたずらに脳が興奮。わたしたちの脳は「次に何やるんだっけ?」と行動に迷った瞬間から、急激にモチベーションがしぼんていく
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