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#016.ディズニーは最強のタスクシュート実践の場

おつかれさまです。「タスクシューター界のジェームズ・ボンド」ことありひとです。

先々週、ずらした夏休みを使って家族と泊まりがけでディズニーシー&ランドに行ってきた。

2歳の娘は人生初。
わたしたち夫婦もコロナに入ってからめっきり行かなくなってしまったので数年ぶり、しかも妻がシー派ということもあり行くとしてもシーばかりだったので、ランドにいたってはお互い5年以上このぶりにパークインだった。

いやー最高でした。やっぱいいですね、夢の国。

娘がいることでこれまでとは異なる軸での楽しみ方で満喫できた気がする。

そんなディズニーリゾート旅行中、初の試みとして「ディズニー中もタスクシュートできちんと記録してみよう」というのをやってみた。これがなかなか気づきのある体験だったので残しておこうと思う。

***

ディズニーリゾート旅行中のタスクシュート

まず実際の2日間のタスクシュートのログの抜粋をご覧いただきたい。今回は1日目にシー、2日目にランドに行ってきた。

ディズニーシー(1日目のログ)


ゆるくログのルールとして決めたのは、

・アトラクションの待ち時間を記録する
・アトラクションの乗車時間を記録する
・その他園内の移動やトイレ時間、ワゴンでの軽食、お土産ショッピングといったのetcな時間はパーク名(例えば「🎡ディズニーシー」)のタスク名に丸めてしまう
・見積時間は基本入れなくて良い

だった。

ここから具体的に気づきについて書いていく。

制約が幸福を生む

ディズニーリゾートに行く上で重要なのは「計画」であることは多くの人が賛同してくれると思う。

  • どのアトラクションに乗りたいか

  • 入園後どのアトラクションから並ぶのか

  • ファストパスはどのタイミングで取るか(2023.9月現在「ファストパス」という制度はなくなっていたのだが)

  • 昼食はどこで・いつでとるか

などせっかくの夢の国を満喫するために綿密な計画とシミュレーションが求められるし、その経験をした人は多いんじゃないだろうか。

実際Youtubeを開けば、最新のディズニー事情に合わせて詳しい人達が効率的なパークの回り方を紹介する動画がごまんとある(ほんとに便利な時代となった)。

我が家も各パークで乗りたいアトラクションをリスト化、混雑しそうな時間をネットで下調べしてだいたいの回り方を事前に組み立てておいた。

ただ、娘は2歳なので必然的に絶叫系はそもそも「乗りたいアトラクション」から外したランドであれば「〇〇マウンテン」といったジェットコースター系のやつ。シーで言えばフリーフォールの「タワー・オブ・テラー」、ジェットコースターである「レイジングスピリッツ」やインディーズのやつだ。

どれも人気アトラクションだけど乗れないものは仕方ない。でも事前にそこを諦めることで余裕をもった計画が立てやすかったし、その余裕があるゆえに思いがけないハプニングも楽しく過ごすことができた気がする。

そもそも「乗りたいやつ全部乗りたい」と計画を立てることが現実的ではない。

仮に計画を立てて実行したとしても、ギッチギチに詰め込まれているゆえにあんまり落ち着いて楽しめないし、想定外のトラブルで計画が崩れたときにイライラしてしまったりするかもしれない。

最初から「絶叫系は乗れないからあきらめよう」という制約があったからこそのんびりと満足のいく時間を過ごせたと思う。

これってとてもタスクシュート的だなと思った。上のような考え方、すなわ「その日のテーマを決めて、楽しむ部分をフォーカスする」のは、ディズニー慣れしている人だったらそんなん当然のことと思うかもしれない。

ディズニーリゾートに限らず、旅行行ったときとかもそうだ。有名な観光地を全部回ろうとしたがゆえに、朝早くからホテルを出発し、各観光地も分刻みで回るスケジュールを組んだがゆえに、訪れた観光地の数は稼げたけどひとつひとつの場所に対する理解や満足感は浅いっていうのは明らかなアンチパターン。旅行を経験していく上でそういうことはみんなあんまりしなくなる。

でも、なぜか日々の生活やタスクシュートのプランづくりではこのアンチパターンを平気でやってしまう。

「あれもこれも」と「今日やることリスト(タスクシュートでいうプラン)」や「やりたいことリスト」にどんどん詰め込んでしまう。そんなにできないのに。

はじめから「全部はできないけど、できる範囲で楽しむ」という制約を理解していたほうがトータルで見ると幸せだなとというのが最初の気づき。


圧倒的なホスト魂が満足感を生む

もう一つの気づきがこれ。

今回の旅行でわたしと妻の共通のテーマが「娘に最大限ディズニーを楽しんでもらう」だった。だから、上でも書いたように娘が乗れないような絶叫系はまず乗らないし、乗れるアトラクションでも第一に「これに乗って娘は楽しいか?」という基準で選んだ。

同世代の友人や妻とだけではほぼ間違いなく乗らないであろうメリーゴーランド的なやつや、コーヒーカップ的なやつにも率先して乗った。

大人が楽しめるかではなく、娘にとって楽しいかを最優先にした。

これで自分たちは満足できるか?というと、おそらく過去イチ・ニを争うレベルで満足できたディズニーだったように感じる。

なぜなら自分たちは「娘に楽しんでもらうこと」を目的としているから。

これが「自分が満足できるように過ごす」っていう目的設定をしていると多分うまくいかない。それは、どこまでいっても欠乏感が出そうだから。

それこそ「あれが乗りたい、これが乗りたい」「あのショーもみておきたい」っていう欲求がどんどん出てきて、その欲求の障壁になるようなこと、例えば娘が疲れてしまって1時間以上休憩したいとなってその分乗りたいアトラクションに乗れなかってなると変にイライラしたり、不満が出てきてしまうかもしれない。でもはじめから満足の力点を自分以外に置いてくおくとそういうのは一切ない。

これもタスクシュートをやっていくうえで大切なマインドである。「自分の時間」ってもので満足度合いを図るのではなく、周囲の身近な人に対してじっくり時間を使ってあげることで満足度は高まる。

常に大切な人にとってより良いホスト(※)でいられるか?とのが大事なんだなと。

※一応補足しておくが、ここで使ってる「ホスト」は歌舞伎町のホストではないです(笑)ホームパーティーとかを主催するホストを指しています。ただ、読み返してみて歌舞伎町のホストでも意味合いは通じるなとも思いました。歌舞伎町のホストは仕事でやってるけど、「いかに相手を満足させるか」にフォーカスさせるか?という点で共通するものがあると思います

さいごに

上記の2つの気づきの根底にある考え方自体は、別にディズニーに行って自分がはじめて発明したわけではない。

日頃からタスクシュートを通じた時間の向き合い方について発信されている jMatsuzakiさんと佐々木正悟さんの発信から来ているものだ。

ただ感覚ではわかっているけど、いざ腹落ちするってなるとなにかしらの体験が必要だ。今回その体験にディズニーはピッタリだと思った。もし近々行くことがあったら是非この記事で紹介した気づきを意識しながら過ごしてみてほしい(もしタスクシューターの方だったら、タスクシュートでログも残してみてね)

以上、ありひとでした。


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