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たい焼きを通じて☆野寄聖統

可愛い型ですね
この規模感なら一人で運営できるのね♪

市場調査も兼ねて、和のスイーツ、特に変わり種の鯛焼きは要チェックです。

噂のあんバターにチャレンジ。
ユニークなのはたい焼きの口をカットして、カットしたバターを投入。
ジワっと溶けてくるので、鮮度は1分だそうです(笑)
気をつけながら頬張る。

むむ。
生地はパンケーキの様な甘さでも、表面はカリッと焼き。
確かにバターはいい感じで溶け出してきている。
うーん。。。これは、かなり運動しないと。
ちょっと罪悪感を感じるハーモニー。
あんバターはおいしいに決まっているが減量中の45歳にはハードだ(笑)
美味しくご馳走様でした♪食べた分走ろう。

そもそも甘い食べ物は、そんなに好んで食べません。
でも甘味処おめでたいをやっています。

何でですか?ってよく聞かれます。

消費者として経営しているわけではありません。
消費者目線で喜んでもらえるように経営をしています。

だから、研究するし、勉強する。
いいものを提供できるように、スタッフが楽しく仕事ができるように、環境整備もします。
そして、たい焼き屋さんという場を提供する事で、人生が変わる人がいる事です。
最近も素敵なストーリーが生まれました。

まず一つ目は、スタッフのご両親が来店されました。
どうしてもオーナーの野寄聖統に会いたいとのことで、ドキドキしながらこちらも気合入れてお待ちしました(笑)
職員室に呼び出された気分です。色んな心当たりがありすぎて、何を言われるんだろうって自然とネガティブになりますね(笑)

来店されたご両親は、障がい者スタッフである息子さんの今までのお話をしてくださいました。
とにかく壮絶でした。ずっと一緒に過ごしている家族だと尚更です。
でも、そんな彼から今年ご両親はそれぞれお年玉をもらったそうです。
初めてのことで、大変感動されていました。

年上のスタッフが、
「お給料もらったら一人前。ご両親にお年玉を渡す側になるんやで」
って言われたのを素直に実践したようです。
とは言っても照れくさかったんでしょう。
ご両親には「お店の人に渡せって言われたから」って言いつつも、しっかりお札を畳んでポチ袋に入れて渡してくれたそうです。
嬉しいです。
たい焼き甘味処おめでたいで働くことでただ、売れるたい焼きを焼けるスタッフを育てただけではなく、ご両親にも喜んでいただけるような職業観も一緒に身に着けてもらえたようです。
おめでたいのスタッフは全員障がい者の方です。
でも就労支援施設でもありません。
雇用保険に加入し一般の雇用と同じ時給で、一緒に働いています。
関わる人や家族、皆さんの幸せにつながるよう、人生道場として働くことを通じて世の中に価値を提供していきます。

最近の2つ目のストーリー

視覚障がい者のお父様から直接連絡をいただいて、同じように視覚障がいのある娘さんを雇ってほしいとの事でした。
障がいも人によって度合いが様々、できること、できないことも様々です。一先ず今回は、体験で来ていただきました。
仕事内容として、たい焼きを焼く以外にも、注文を記入したり接客等、視力が必要な作業もあり採用はできませんでした。
元々甘い物も好きだそうで、一日体験ではすぐにできるようになってしましました(笑)
最後は家族の分も焼いてお土産にしていました。

障がいがあっても、働く意欲があれば、チャレンジできるフィールドはきっとあります。
正直言って障がいがあってもなくても働く意欲がなければ、せっかくのチャレンジできるフィールドも価値がありません。

チャンスはごろごろしてます!
全部自分次第です♪
障がいをものともせず楽しくたい焼きを焼いている姿を見て、なんだか感動してしまいました。
ありがとうございます。

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