25年分のラブレター
子どもの頃から子ども好きだった。
小学6年生の時には、昼休みになると毎日、1年生と遊んだ。
だから、1年生から大人気のお姉さんだった。
2歳下の妹と3歳下の弟の面倒をそれはよく見てくれた。本当に助かった。よく母が言っていた。
生来の子ども好き。
子どもは3人欲しいと思っていた。
だから早く結婚しないと。
当時、女性は差別的に「クリスマスケーキ」などと言われていた。
望まれて、断っても断っても諦めない人にとうとう折れて、結婚した。
だが、子どもはなかなかできなかった。
教員はとても忙しかった。
だから、妊娠するため仕事を辞めた。
それでも妊娠しない。
辛かった。
あれほど大好きな子どもなのに、子どもと道ですれ違う時は涙が出そうになり、目を背け歩いた。
絶望のどん底だった。
そんな私のところに、10年経って来てくれた、長女と長男。
〈自分にする10の質問〉の内のひとつ。
【あなたが過去に一番嬉しかったことは何ですか?】
即、
『双子が生まれてくれたこと』
と浮かんだ。
今日は25歳のお誕生日だね。
おめでとう。
毎年、書いているけれど、
生まれてきてくれてありがとう。
元気でいてくれてありがとう。
ありったけの愛を込めて❤️
母より
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