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原点に振り返って、今の自分が始めた頃の事を思い出します。

あおいぼく一枚絵本の誕生日は2003年1月5日、その原点であり誕生の兆候となった出来事があります。

それは誕生の数ヶ月前に、マンガ家のアシスタントを辞めて木曽に帰ると決めてから数ヶ月だけゲームセンターでアルバイトをしていた頃です。

その日は雨が降っていて傘をさしてアルバイト先に向かう途中、ふと足元を見たらアスファルトの間から一本の雑草がにょきっと、でも背筋をシャキンさせたように立っていました。

雨樋から流れてくる雨を栄養にしてるかのような凛々しい姿に元気をもらいました。

マンガ家になる夢を諦めこれからどう生きようか迷っていた時、この子(雑草)と出会ったことで『そのままの自分で精一杯生きる、自分も負けずに頑張ろう』と思えました。

あおいぼく一枚絵本 〜ゲンテン〜

それから木曽に帰ってきて創ったのがこの作品です。

都会と自然、自分と自然、田舎と自然。
自分にとって何を表現するのか、何を表現するべきか、を2002年の時に既に気付いていたのかもしれません。

誕生から18年。

自然の強さと摂理と秩序の表現。
原点を見つめ直して、これからまた自然と自分を表現できるよう創作していきます。

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