渋沢栄一さんの「論語と算盤」から始まった論語の知識、人としてのあり方の論語と、経済としてのやり方の算盤、だから経営者の本にはあり方の本があると改めて気付くことができました。より良い経営者(人)になるには必要なあり方なんだと。
論語の中に、
お弟子さんの子貢(しこう)は聞いた。
「先生(孔子のことね)、たった一語で、一生それを守っておれば間違いのない人生が送れる、そういう言葉がありますか」
孔子は、「それは恕かな」と答える。
恕。
調べたら「思いやり」って意味だった。
「思いやりが一番必要かな」の「かな」っていう言葉、「それは恕だ」って言い切ってないところにも孔子の思いやりが見える気がしました。
似てる文字に
怒
があります。そう、怒りです。
奴の心で怒。
如くの心で恕。
如く(ごとく、そのままの意味)の心で思いやり。そのままの心がなんなのか本質を辿って奥に入って考えてみたり、妻と話してみたり。
第一にそのままの心に思いやりがなければどうなんだ…と。
結論からしたら、相手の立場にたって考えたり、自分だけじゃなくて周りの人のことも意識したり、助けたいと手を出したり(時にはおせっかいにもなるかもだけど)、何より許す愛なのかなってなった。
奴の心に対して怒りを持ってもその人にはその人の考えがある。
許さないと次に進めない、それが妻の答えだった。
相手の心で想う。
今の心で念。
非(正しくない)の心で悲しい。
亡くなる心で忘れる。
心の真ん中で受けるから愛。
漢字って深いですよね。
怒りがくるあの人の心も思いやれる。
難しいけれど、だからこそ思いやりなんだろうね。
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