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宵々山の酒宴。「つろく」で夏の贅を楽しむ

お立ち寄りいただきましてありがとうございます。

7月の京都は祇園祭一色です。
お祭りに寄り添って街全体が動いていくのを見ると、祭りとはいいながらも昔からの神事なのだなとつくづく感じます。
京都の夏はいいですね。

そんな中、京都では貴重なお友達のお誕生日会で、東京から来た奥さんも交え、宵々山の喧騒から少し離れた場所にある「つろく」さんにお邪魔しました。

東京からのお客様から京都らしい食事をしたいと言われたとしたら、おそらくこちらをご紹介する和食の名店です。

前半は予約が取れず遅い時間にお邪魔しました。

京都らしい間口がお出迎えです。

雨も上がって、濡れた石畳が素敵です。

石畳を超えるとモダンな入口が登場します。

こちらは、今回誕生日祝いする方の同級生が大将をされているご縁で伺ったのがきっかけです。

たまのご褒美にお邪魔しています。

まずはビールから。

お通しは2品でした。
一品目は「蓴菜」素麺も入ってます。
夏の食事のスタートにはもってこいですね。

もう一品は上桂の鮎。
わざわざ骨を抜いて下さっています。

地物だ!

メニューはコースではなくアラカルトになっているので、好きなものをチョイスします。
吟味していくつか選択。

まずは「青干しぜんまいの白和え」
とても上品な白和えで、松の実がよいアクセントになっています。

お造りがきたので日本酒に。
「東一」を勧めて頂きました。

お造りは上から時計回りに鰹、鯛、鱸です。
それぞれに合う醤油も同じ位置に分かりやすく並べてくださいます。

鰹のニンニク醤油がとてもおいしい。

「焼万願寺」
京都らしい一品です。
日本酒が進みます。。

焼き物は「海鰻の白焼き」
ここでお酒を「みむろ杉」に。
奈良のお酒です。
とても美味しいお酒。
日本酒は大将が吟味したものだけを置いているそう。

そしてこの鰻の身がふっくら。

大好きなへしこも頼みました。

ここで大将と少しお酒談義。
毎年梅酒を仕込んでいるというお話になりました。

和歌山の南高梅の大きいサイズを選んで、謳歌という焼酎で漬け込んでいるそうです。
アルコールの度数が高くないとダメなのと、氷砂糖の塩梅がとても難しいそうです。
焼酎だとアルコール度数がぎりぎりだとか。。

そんなお話をしていたら特別に梅酒の梅を出して下さいました。
この梅が今まで食べたことのない別格の梅!
完全にやられてしまったのでキャッチ画像に。

これはすごすぎる。

厳選されたお酒たちも記念に。

後半戦です。

揚げ物は「ぐじの唐揚げ」です。
唐揚げとなっていましたが松笠揚げに近く、うろこがパリパリで食感のアクセントになっています。

もう一品揚げ物「とうもろこしの天ぷら」
とても甘いとうもろこし。

水茄子の漬物を頂いてご飯です。

鮎ごはん、茄子と生姜ごはん、鱒ととうもろこしごはんと、悩ましいところですが、あえての白ごはんで、お供たちといただきます。

白ごはん、美味しそう。。。。

たまごとちりめん山椒で。
奥さんとお友達は牛肉のしぐれ煮でおかわりしてました。(笑)

とても美味しかったです。
よい誕生日祝いになりました。

祇園祭もこれから本番で終わればすぐに梅雨明けです。
おいしいもの食べたので、後半戦も頑張っていきたいと思います。

それではまた。


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