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英会話するための「準備」ちゃんとしてますか?

英会話というのは、最終的に実践会話の数だけ上達します。自主トレーニンングのしっかりした「土台」があった上で、実践を重ねる事で瞬発的に返答が出来るようになっていきます。

しかし、英語が話せるようになった人は、英語の実践が出来るときに闇雲に回数を重ねた訳ではありません。

子供のように、今のままの自分でただ外国人と会話を重ねて会話がうまくなる程、大人になってからの英会話習得は単純ではないのです。

英語が話せるようになっている人は、必ず「準備」をしています。

実践会話をはじめたての頃は、特にです。

日本にいながら「実践の場」の役目を果たしてくれるのが、英会話スクールや、個人で英語を教えている先生との週1程のレッスンがメジャーです。

そういった際にどのくらい自分が準備をして、その限られた「時間」で成長しよう!一つでも前に進もう!と意識しているかどうかで、同じ時間、同じ先生と過ごしていても出てくる結果に大きな差が出るものです。

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英会話の準備とは?

何が準備になってくるかは人それぞれですが、「その相手と過ごせることで何が価値になるか」を考えるといいと思います。

例えば、相手が英語講師ならば、相手は「英語知識のプロ」です。

❏ 新しい英単語に出会い自分なりに文章を組み立ててみたけど、日本人感覚の文章になってないか?自分ではわからない。

❏こういう風に言いたくて文章を考えてみたけど、適切な単語なのか?それとももっとナチュラルな言い回しがあるのか?知りたい。

❏ 調べてみたけど、この一文が結局どういう意味になるのかわからなかった。

などなど、「やってみたけどわからない事」を書き溜めておいて、週一回サクサク解消させていくように準備することが出来たら、お金を払った価値以上になっていきます。

つまり、必ず質問を用意して、持っていくといった感じです。

そして、この質問を聞くための、質問文や言い回しを覚えて言えるようにして行くという所までが準備になります。言い回しといっても簡単な事でいいのです。

❏ I have 3 questions today.
(今日は3つ聞きたい事があります。) 

❏ I made this sentence, but I don't know if it's correct or not.
(この文章を作ってみたんですが、合っているかどうかわからなくて)

こんな感じで自分の意思をまず伝える事ができたら、相手はプロなので汲み取ってくれますし、そこからは何がわからないか引き出し、ガイドしてくれたりします。

そして何より、学ぶ気持ちが強いとわかる生徒さんには、本当に親切に教えたくなるのが「先生」という存在です。

一方で、相手が知り合いや友達、ランゲージ・エクスチェンジのパートナーだったら、「より日常で使っていける会話に出会うことができるチャンス」が価値になります。

どんな所で何をするかにもよってきますが、例えば、みんなで楽しくBBQの会とかだったら

「お肉を串に刺す」って英語でなんて言うんだろう?

「野菜をひっくり返す」って英語でなんて言うんだろう?

というように、やりとりの中で出てきそうな言葉を想像します。そして当日料理しながら聞いても良いですし、相手がなんて言うか意識して聴いてみるようにしても良いと思います。

実際に行動しながら覚えたフレーズは、非常に記憶に残りやすいのもポイントです。

その中で初めて会う人がいたら、自己紹介の後に「どのくらい日本のいるのか?」と「日本のどこが好き?」とこの2つを聞いてみる!など、課題を設けて、言い回しを練習し、伝わるかどうかやってみるのも準備です。

そしてこういった際も、「メモ帳とペンは持っておく」という事を忘れないでください。今だったらスマホでのメモも活用しやすいです。

こういった時ほど、「よく使う生きた表現」に出会うチャンスなんです。今の凄く使える言葉!!と思ったら、必ず相手に聞いてみてください。

❏ Can you say that again?
(もう一回言ってもらえる?) 

❏ How do you spell it?
(その単語のつづりはどう書くの?)

そして、一生懸命にメモを取っていたら、親切にもっと伝えようとしてくれます。


しかし、スクールの先生のようにレッスン料を払っている場合と違って、英語だけを目的としてこういった友達や知り合いを作ろうとするのはおすすめしません。

「英語以外興味を持っていない」 と必ず相手に伝わってしまうし、逆の立場だったら嫌な気分になりますよね。なので、注意ポイントになります。


しかしご縁あって出会い、一緒に楽しい時間を過ごす中で、相手が使う言葉を覚えようとするのは、もの凄く良いチャンスになります。

言語について聞いてみることで会話がより楽しく発展する事もありますし、一生懸命に、自分の母国語を覚えようとしている人がいたら、教えたくなってしまうのが人間です。

英語での会話が出来る実践チャンスがあれば、「学べる」ように必ず準備してみましょう。

準備をしないままだと

こういった準備をしていないままだと、まずそもそも何を話していいかもわからない。「実践が大切!話そう!」「恥ずかしがらずに、声にだして」って言われても、そもそも「なんて言うべきなのかわからない」というのが、英会話習得の初期では普通の状態です。

だからこその、準備なんです。

会話が続くように、こちらからの話題もちゃんと用意しておく事とも言えます。

その「何も言えない」状態に違和感を覚えることなく「とにかく外国人と一緒にいる時間を重ねていけば、実践を重ねるようにしていれば、いつか突然話せるようになる」という事は絶対に起こりません。

数年スクールに通って自信を持って出来るようになったのは、自己紹介です。という人達をたくさん見てきました。

なので、英語の実践機会がある方は、ぜひ「準備」を意識してみましょう。

①「準備」をしてから実践
②わざとこのフレーズ言ってみようと、毎回課題を持つ
③メモ帳とペンを必ず持ち歩く(スマホもおすすめ)

やはり実践の前には、まず口を動かすトレーニングやある程度英語のフレーズや文章のインプットが大切にはなります。

これを飛ばして、英語が全く言い慣れていない状態の実践は、何度繰り返してもどうしても効率が悪くなってしまうのです。

自主トレーニングに時間を投下したのちの実践だとイメージしてもらえたらと思います。

口は自分が考えている以上にいい子です。だいたい3ヶ月くらい本気で全力でやれば、舌や口の動きが慣れて、音の感覚がよくなってきます。

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