一人時間を持つことが夫婦関係には大事だと思った話。
静岡県へ引っ越して以来、月1回は東京に行くようにしてます。
静岡での生活よりも、東京での暮らした期間の方がまだまだ長いので、どこか東京に「行く」というより「戻る」という感覚。
東京に着くとどこかホッとする自分がいます。
静岡という自然に囲まれた長閑な暮らし。本当に心地が良いです。
しかし、環境の力はすごい。
ちょっとゆったりもしすぎてしまうのです。
東京での時間が流れるスピードや人の流れの速さに少しでも身を置くことで、前に進みたくなる、行動したくなるエネルギーをもらって帰ってくることができます。
そうすることで、どこか生きていくうえでバランスがとりやすい。
仕事や用事もあるので、行く理由を作って行っています。
先日はじめて東京で宿泊をしてみました。
これまでは日帰りばかりでしたが、その日は夜に仕事の食事会があったので1泊することにしたんです。
そして、これが思いのほか良かった。
我が家の夫婦生活は、まるでシェアハウス。
一緒に生計は立てているけど、お互い家庭に納めるべきお金を入れたら、あとは自由。いくら貯金を持っているかも、お互い知らない状態です。
食の好みも違うので、夫のために毎晩料理を作らないといけないということもなく、気が向いたときに一緒に食べられるものを作ること、作ってもらうことがあるという感じ。
洗濯も自分の分は自分でやる。といったスタイル。
子どもがいないこともあり、スケジュール含めて基本的にお互い自由です。
女性を養うといった感覚がなく、男女平等の意識が強いフランス人ならではかもしれませんが、お互い自立した関係。
こんな感じなので、ささいな考え方や感覚の違いはあるものの、特に夫に不満もなく過ごしてきました。
しかしたった一人で久々に一夜過ごしてみたことが、思いのほかリフレッシュになったのです。
一人で過ごすゆったりとした時間。
読みたい本を読み進めて、自分しかいない静けさの中で考え事ができたこと。そのまま眠りにつけたこと。
自分が整う感じで、とても気持ちの良いものでした。
そして、翌日駅に迎えに来てくれた夫に対して、いつも以上に優しく接することが出来たこと。顔をみてどこかホッとしたこと。
「居てくれてありがたいなー」
そう思えたんですね。
夫婦といっても、やっぱり他人であって全く違う人間。
相手が好きとか嫌いとかにかかわらず、
意識的に距離を置いて自分だけに集中する時間を作ってみることで、相手の大切さを感じることができるのではないかと思います。
結婚生活も四年が過ぎ、結婚はお互いの努力だなと感じています。
「自分が満たされると、他人に優しくなれる」
相手を理解することも大切ですが、自分自身をまず大切にすることこそ、もっと大事なことなのかもしれません。
こういった「自分時間」を生み出す努力もまたしていきたいと思いました。
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