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川沿いの小屋へ 【38歳で突然スピリチュアル能力が開花した話・45】

前回の続きです。


7月。
ギュー(ミカエル)が選んだ小屋はまたペンシルベニア州でした。Pine Creekという川の近く。
なんだか旅が 山(ロス)→ 湖 → 川 ですね。
そして合間にちょくちょく海。

小屋周辺を地図で見てみると、付近の地名はネイティブアメリカンがつけた名前がそのまま残っているっぽいのが沢山ありました。
そしてその辺りの山にはBald Eagle(白頭ワシ)が生息していると、地元サイトには必ず紹介されていました。
アメリカのナショナル・バードに指定されてるでっかいワシです。白い頭の。コインにもいる。

旅の前夜に家で子供たちとボールドイーグルについてネットで調べたり写真や動画を見て、子供たちはすっかり「ボールドイーグルに会えるかなあ!?会えたらいいなあ〜!!」と盛り上がってました。


子供のサマースクールが終わってから、夕方に「小屋」へ出発!


前回のペンシルベニア湖のお家は、ドライブ2時間ちょいでした。
今回は同じペンシルベニアでも3時間ほどドライブ。前回よりちょい遠め。

パパ運転で私は助手席だったのですが、出発して1時間ほどしてからいつもと違う感じがし始めました。
何やら車内にいっぱい居る感・・・みんなウキウキして喜んでるような。みんなって誰だかさっぱり分からないのですが。
初めて感じる感じ。ざわざわ感というか。
何だ?誰だ?いっぱい誰が居るんだ!?と考えながら車内の感じを伺っていたら・・・

後ろから誰かに抱きしめられました。フワッと。

女の人・・・

誰か分かりません。


Pine Creekの小屋に到着したらすっかり夜だったので周りの景色は見えませんでしたが、借りたお家は本当に小屋でした。どうりでお値段も激安。
でも中に入ってみると、オーナーが頑張って自分たちでリフォームしたんだろうなというのが伝わってくるとっても可愛い小屋でした。

そして外からはやっぱり水の音。
川がかなり近そうです。

その週にブログ「のんびり、やさしく。」で実施していた遠隔ヒーリングは【REF & 天の川ヒーリング】
川で天の川ヒーリング、良さそう〜!
とその日の夜は川の音を聴きながらヒーリングを受け取って気持ちよ〜く寝落ちしました。


川の小屋 2日目
起きたらやっぱり。川、近い!!


これが小屋です👇


あ、カエルさん🐸


小屋の裏は芝生でした。


小屋の目の前の川。
綺麗で最高〜✨


さっそく川に入ってみました。
小屋から真正面の向こう岸まで結構な距離ありますが、ずっと浅いんです。一番深い場所でも子供の膝くらい。
だから子供たちを安心して遊ばせられる!


小屋の前の椅子に座り、川で遊ぶパパと子供たちを眺めてのんびりしていた時。
ふとそこに立っている木が気になりました。だってこんなの付いてるから。


外用の椅子に座り、川の音、子供たちの声、鳥の声、葉っぱの音なんかを聴きながら、この木を見ていて。
何となーく「練習」してみようかなあ、と思い。
何の練習なのかはよく分かりませんが。とにかくしてみました。

私が座っている椅子からこの木まで約10歩分くらい距離がある。
立ち上がって歩かないと手は届かない。
座ったまま、自分がその木の目の前に立って幹を触っている所を想像してみました。
幹のデコボコが指に引っかかる感じとか、匂いとか、なるべく鮮明に想像しようと集中しました。
だんだん入ってきて、目の前に木があるような気がしてきて、そうしたら話が出来ました。
木と話が出来るのはロスの山以来です。
あのロスの旅で私は山と友達になった、だから繋がりやすくなって話せるんだ、と木は教えてくれました。

『今回は川を知りなさい。川と友達になりなさい』

と言われました。


「川と友達に」という事なので、とにかく川に入って遊びました!
浅くて小魚がいっぱい。カエルもトンボもいっぱい。
川って流れが速くてあんまりのんびり出来ない印象だったけど、こんなに穏やかな川なら気持ちよく中に入っていられる。
こんな川もあったのか〜。


太陽と水。やっぱりすごく好きみたいです。


みんなでたっぷり川で遊んで、近所の村に食料を調達しに行きました。
お店のおじさんがこの辺の山には3羽のボールドイーグル家族が住んでいると教えてくれました。


小屋に戻りご飯を食べ、夜になると月が出て星がすごくて。
天の川がハッキリ見えて。
月と星を見ながらまたみんなで川に入ってみました。

私たちの他には誰も居なくて。うちの子も何故か全く騒がず。

パシャッ、パシャッ、と川を歩く音が響いて。

自分たちの歩いている川が、月の光でキラッキラしてます。

長男が「movieみたい・・・」とボソッと言いました。

本当に。映画の中にいるみたいでした。

「これ、一生思い出すかも」と思う時間。



小屋3日目。
起きて外を見てみると。
何やら向こう岸に動物が見えます。何か分からないけど、結構大きそう。

カメラをズームしてもこんな感じでよく見えません。


10分くらい経ってもまだそこに居るので、パパと子供たちが川に入って見に行きました。
私はこちら側の岸で見ていたのですが。
川の真ん中くらいまで行った所で子供たちが

「ボールドイーグルだー!!!」

と叫びました。
ボールドイーグルが食事をしているようです。
どうやら私たちの泊まっている小屋の対岸がお食事場所?
子供たちが興奮しまくってる声が聞こえてきます。

「ボールドイーグルだ!ボールドイーグル!」
「でっかい!!」
「しーっ!逃げちゃうよ!うるさくしないで!」
「ボールドイーグル!すごーい!おっきいね!」
「しーっ!しずかにーっ!逃げちゃうじゃん!」

目の前の川から大人1人と子供が3人こんな調子で近付いて来てるのに逃げないボールドイーグル。

私も慌てて携帯を持って川に入りました。
パパは携帯持って行かなかったから写真撮れないはず!

川は浅いけど、だからって走れるわけじゃなく。
やっとこさ川の半分くらいまで歩いた、って所で、食事を終えたのか子供たちが近付きすぎたのかボールドイーグルが飛び立ってしまいました。

慌てて写真!!
あー、あっち行っちゃった!


お?こっちに来る?


こっち来た!!


ギャーーーでかーい!かっこいい!!!


真上〜!!!


行っちゃったーさよーならー


ボールドイーグルが自分の真上を飛んでくれて私は大興奮だったのですが、子供たちはもっと近づいて見てたのでさらに興奮していました。
お食事風景も、飛び立つ姿も、かなり近くで見れたようで大喜びです。

野生のワシのそんな姿を近くで見られるチャンスってそうそう無いような気がする。
ギュー、ライディーン、ありがとうね。
これだからあの小屋じゃないとダメだったんだね。


その日の午後、小屋の前の木が教えてくれました。

『川は地球の血管のようなもの
川の水は動物が飲める水
川の水に育まれて生き物が育つ
山の栄養が川に流れ込む
川は地球全体に血を送る
母乳という血液で子供を育てる母親と同じ

山が父親、川が母親の役目を果たす
川の水は山の湧き水から生まれる
父親から、生まれる
川は山の死んだもの、生きたもの、全てを海に注ぎ込む
海は死に、生まれる場所
死んだものは海に流れ込み、海に溶け、雨となって山に戻る

人間もそのサイクルの中にいると、理解しなくてはいけない
知らなくてはいけない
思い出さないといけない
川をせき止める事は、母親を殺すのと同じ事だと』



4日目。最終日。

小屋を出て家に向かって車を走らせていると、車の上を3羽のボールドイーグルが飛んでいました。
子供たちが「バイバイ言いに来てくれた!バイバーイ!」と大喜び。
すぐに見えなくなるかと思った3羽のボールドイーグルはしばらく私たちの車と一緒に飛んでいました。

何だか別れが惜しいみたいだねえ?誰かにお別れ言ってるのかもね?
もしかして見えないボールドイーグルがうちと一緒に来て、それでお別れ言ってるのかもねえ?
なんて子供たちに言ってみたら、長男が
「うん、いるいるー。見えないボールドイーグルうちに来るんだって!車の中にいるよ!」
と言い出しましたが。

長男は”トーテムアニマル”というものがあるという事を知ってるから、想像で言ったんだろうな。
とこの時は思いました。


帰りに通った街で見かけた家


見かけた教会のドアの上


こうして川沿いの小屋への旅は終わりましたが。

ボールドイーグルについては、全然終わりじゃありませんでした。

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