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【小説】有明の月(全52話)story.13
構想/岩清水緑風
共同脚本/岩清水緑風・朝倉香絵
執筆/朝倉香絵
第十三話
「それじゃ先生、私は蔵に戻ります。今みんなで祭りの準備やってますんで。」
麟太郎の言葉を聞いて、荷物を運び入れていたきょうかが脚本家に言った。
「皆さんがいらっしゃるんでしたら、先生、東山さんちにご挨拶だけ行きませんか?お忙しいと思うのでちょっとだけ。今お土産持ってきます。」
酒蔵ツーリズムは酒どころ鹿島が一年で最も賑わう二日間。鹿島と嬉野の各酒蔵が一斉に蔵開きを行うほか、酒蔵通りや祐徳稲荷の門前商店街、肥前浜宿の界隈はコロナ以降4年ぶりの開催となる祭りの準備に沸いていた。
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