生まれてこないほうが良かったのか?
本を一冊紹介します「私は生まれてこないほうが良かった」
いつからそう思っていたかは覚えていないけれど、中学生の時に聖書を読んだ中で、ヨブが自身の誕生を嘆く言葉があまりに美しく、自分の中にモヤモヤと存在していた感覚を代弁してくれたような気がして深く安堵したことを覚えています。
なぜ、私は母の胎にいるうちに死んでしまわなかったのか。
せめて、生まれてすぐに息絶えなかったのか。
なぜ、膝があって私を抱き、乳房があって乳を飲ませたのか。
それさえなければ、今は黙して伏し、憩いを得て