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ANGEL Dojo 2022の活動を経て、若手社員がARIに持ち帰ってきたコト

2022年7月~10月にかけて、AWS社主催のハッカソン型イベント「ANGEL Dojo」が開催されました。ARIからは5名の若手社員が参加し、最終発表まで完走しました!この企画で得られた学びやエピソードをお聞きしました。

参画当時のプロフィール
S.Shintaro:5年目。運用エンジニア。主にAmazon connectの運用保守を担当。
Y.Fumiaki:4年目。音声基盤エンジニア。主にコールセンター音声基盤のクラウド移行設計や構築を担当。
K.Fumiya:4年目。インフラエンジニア。Ansibleを使った環境構築の自動化プロジェクトを担当。
I.Kentaro:3年目。アプリケーションエンジニア。各種業務系システムの設計・開発を担当。
M.Yusuke:1年目。アプリケーションエンジニア。各種業務系システムの設計・開発を担当。

ーANGEL Dojoとはどのような企画ですか?

S.Shintaro
ITやAWSの経験年数が1~3年くらいの若手を対象としたAWS社主催のハッカソン形式のプログラムです。主にAWSを扱える人材の育成が目的で、ARIとしては昨年も参加していました。

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ー経験もロケーションもバラバラ

S.Shintaro
ARIからは今日の5名が参加しました。私は新卒5年目ですが、この企画に参加するまでは、正直AWSを業務で本格的に使った経験がほとんどありませんでした。他のメンバーもそこまで長い経験はしてなかったよね?

Y.Fumiaki
そうですね。私も含めてI.KentaroさんとM.YusukeさんもANGEL Dojoに参加した時点ではAWSの経験は1年未満だったと思います。K.Fumiyaさんは、チームの中では経験年数が一番長かったですよね。

K.Fumiya
チームの中で言えばそうですね!2年ほどAWSを使った経験がありました。経験もバラバラですが、所属もバラバラでしたよね。渋谷本社/関西支社/名古屋支社といろいろなロケーション・部署から参加しました。

ー約3か月間どのような活動をしたのでしょうか?

S.Shintaro
週2日集まり、AWS社の講義とサービス検討/開発をしていました。単にAWSのサービスを理解し技術を身に着けるだけでなく、Amazon流の新規サービス企画手法を学ぶ機会がありました。例えばWorking Backwardsと呼ぶそうですが、プレスリリースの内容から考え始めるというものです。こうすることで顧客目線でのゴールが定まり、開発中に要件がぶれにくくなることを学びました。講義も結構たくさんあるなかで、定められた期日までにアウトプットをつくるのは大変でした。

◆講義概要◆
Working Backwards Workshop(仮想プレスリリース)
AWSで実現するDX
エンドユーザーとSIerの関わり方ワークショップ
DXワークショップ
アジャイル開発・スクラムワークショップ
Amazon DynamoDB Dive Deep : Part 1 〜NoSQL データベース入門〜 (Technical)
Amazon DynamoDB Dive Deep : Part 3 〜Amazon DynamoDB のテーブル設計〜(Technical)
モブプログラミング
今日からはじめるGit
クライアント開発の基本
BizDevOpsワークショップ
Well-Architected基礎
ライブアーキテクチャレビュー
運用管理・監視
プレゼンテーションノウハウ

ー他チームのフィードバックを組み込んだサービス仕様

Y.Fumiaki
講義の内容を取り入れながら、並行してサービス検討をしていました。フードロスをなくすために家の食材を可視化し、最適なレシピを提案するようなサービス案などが挙がりましたが、最終的にはチャットで日用品管理を行うサービス「CoMa-chan(こまちゃん)」に落ち着きました。LINEで管理したいものを登録すると必要なタイミングでリマインドをしてくれるものです。

CoMa-chan(こまちゃん)利用画面イメージ

M.Yusuke
もともとチーム内では「チャットボットを使ったサービスに興味がある」という話をしていたので、日用品管理サービスにぴったりだと思いました。中間報告の際に他社チームから「インターフェースはLINEが良いのではないか」とフィードバックをいただきました。それがきっかけとなり、LINEを使ったサービスとして最終化しました。

I.Kentaro
他社チームの発表を聞けるだけでなく、意見を交換することが出来たのは良かったですよね!

ーCoMa-chan(こまちゃん)の開発はどのように行われたのでしょうか?

I.Kentaro
インフラに関することの5~6割はK.Fumiyaさんが取りまとめてくれていましたよね?

K.Fumiya
はい、皆さんに意見をもらいながら進めることが出来ました。構成図は下図のような感じです。LINEに入力した日用品登録などのリクエストをDBで保管し、ユーザーが指定した日時にLINEの画面に表示する仕組みです。AWSのアーキテクチャとしては、あまり凝ったものにせず、API Gateway/Lambda/DynamoDBといった一般的によく使われる構成としました。

CoMa-chanのシステム構成図

I.Kentaro
K.Fumiyaさんが環境構築をして、M.Yusukeさんと私がコーディングを行いました。M.Yusukeさんは新卒1年目なので、私がサポートするつもりだったのですが、ほとんどサポート不要でしたよね。しっかりしているので、みんなで新人感がないねという話をしていました(笑)。

M.Yusuke
そんなことはないと思います(笑)。ANGEL Dojoに参画した当初は、新人研修が終わり部署に配属された直後で、部門でのOJT期間中でした。研修で学んだことの記憶が新しいうちに、何とか知識を自分のものにしようと必死でした。

ーANGEL Dojoに参加して得られた学びを教えてください。

S.Shintaro
AWSの各サービスの理解を深めることが出来ました。参加前と比べてAWSが身近に感じるようになり、AWSに対する意識のハードルが下がりましたね。それに簡単かつ早くサービスが作れたことに驚きました。

Y.Fumiaki
M.Yusukeさんも言っていましたが、ANGEL Dojoでは他社チームと交流する機会も多く、中間・最終発表やLTなど様々な方面から刺激をもらうことができ、モチベーション向上につながりました。
今後はさらなる資格の取得や、自分の部署でもプチANGEL Dojoのような取り組みができたらと思います。また、成長できるいい機会だと感じたので、来年以降も特に若手社員の方にどんどん立候補してもらいたいなと思える企画でした。

<プレゼン風景画像>

LTの資料の一部。
参加者全員からフィードバックをいただき資料作成やプレゼンスキルを磨くことができた

K.Fumiya
「新規サービス開発」と言われてどこから手をつければ良いのかわかりませんでしたが、講義の中で、進め方や考えるべきことを学ぶことができました。みんなで考えたことが、AWSの少ないサービスで出来上がるということは新たな発見でした。

I.Kentaro
AWSを触るハードルが下がりました。いつ、どのくらいのお金が発生するんだろうと不安になって自分ではAWSを使うことが出来なかったのですが、もう従量課金も怖くありません(笑)。今後も社内のアイディアコンテストなど機会を見つけて新しいサービスをつくりたいです。

M.Yusuke
研修で基本的なAWSのサービスを学んでいたのですが、それ以外にもこんなにたくさんあるのかという発見がありました。今はいろんなサービスに興味が湧いてきました。現在携わっているプロジェクトでもAWSを使っていますが、知らないサービスが使われているとインフラ担当の方に聞いたり調べたりしています。またタスクの管理などこのチームの先輩方から学ぶことは多かったです。

ありがとうございました!このほかにも皆さん共通して「さらにワンランク上の資格取得を目指したい」「実務に活かしたい」と意気込みを語ってくれました。来年はメンターとしての参加、ということもあるかもしれないですね。楽しみにしています!

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