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「人を頼ることの大切さに気付けた」プレイヤーから組織を率いるマネージャーへの転換

音声基盤を中心にお客様のCX(Customer Experience)向上を支援するユニファイドソリューションユニット(略称:USU)の部長にインタビューしました。プレイヤーからマネージャーへ転換し、どのように考え方が変わっていったのかを話していただきました。

--今までのキャリアを教えてください。

社会人のスタートは、トラックの運転手や建設関係の仕事でした。体を使った仕事に就きましたが、このまま年齢を重ねたら続けるのが困難だと思ったことがきっかけで転職活動をしました。
IT業界にこだわりはなかったのですが、たまたま入社した会社が通信業でした。そこでは今のコンタクトセンター基盤の前進とも言えるビジネスフォン基盤を構築・保守する仕事に携わりました。ちなみに今の上司とは、その頃とあるお客様先で出会ってから20年来のお付き合いになります。
前職では十数年、同じ会社で同じ領域の経験を重ねました。システム構築や保守という仕事を1つ1つ覚える楽しみ、プロジェクトをやり遂げる達成感を感じていた日々だったと記憶しています。また多くの企業様やご担当者様にも恵まれ、振り返ると自身のSEとしての基本は、この時期に形づくられていったのだと感じています。現在はARIに入社して6年目を迎え、クラウド音声領域に関わるITコンサルティングやプリセールス(技術営業)、そして担当組織のマネジメントを行っています。

--ARIに入社した理由を教えてください。

転職活動中に今の上司に誘われたことがきっかけです。既に転職先の候補があったので、軽い気持ちでARIの会社説明を受け、メンバーと食事に行きました。評価制度や育成方法など社内の取り組みの話に惹かれて、気づけばARIに入社したい気持ちが強くなっていました。特にメンバー同士で技術を高めあえる環境だと感じました。それに上司とは前職からの付き合いだったのが大きかったですね。
USUでは新たな新規サービスを作って売っていきたいというビジョンがあると聞き、自身も成長しながら会社の成長の一助となるポジションで携わりたいと思いました。他にも経営陣の人間性が魅力的だったことなどいくつか理由はありますが、役員からのオファーメールで「ARIという船のクルーにならないか」という一言が刺さりましたね(笑)。

--業務内容を教えてください。

コンタクトセンター領域の「ITコンサルティング」「自社製品"Mieta"の拡販」「Amazon Connectのプリセールス」「マーケティング」などを主軸に、企業のクラウド環境化やプロジェクト支援を行っております。コロナ禍以降、固定のビジネスフォンを持たないロケーションフリーな働き方を選択する企業がさらに増えたと感じます。それに伴いクラウドPBX製品や導入ベンダーを探されている企業様からの引合いが増えました。RFI/RFPの作成や業務最適化のご支援、クラウド基盤の導入~運用を支えるプロジェクトの推進をしております。
また、自社製品のコールレポート分析ツールであるMietaの拡販のために、イベントやセミナーなどのマーケティング施策に対して、案件や予算の管理を行っています。日々のマーケティング施策により、コンタクトセンター業界におけるARIの知名度は、徐々に上がってきた実感があります。

--仕事をするうえで大切にしていることを教えてください。

「仕事の基本を忠実に」ですかね。
特に「結論から言う」「聞かれたことをシンプルに答える」「仮説思考で考える」という点を意識しています。私も今や管理職の立場にありますが、基本って意外とできてないことを痛感させられます。ARIに入社してから、上司に指摘されたり、部下とのコミュニケーションで悩んだりしたおかげで、今でこそ少しはマシにはなったと思います(笑)。恥ずかしながら、ARIに入社するまでは指摘してくれる人がいなかったので気づけませんでした。
会社的にも「江戸下町の道の真ん中はキレイ」という、もっと相手に入り込んだコミュニケーションをという教訓を常に話してくれる方がいます。どんな時も相手目線になって「話す」「聞く」ということをとても意識しています。コミュニケーションがうまくいくと伝達スピードが上がり、プロジェクトや組織運営にも良い影響があると感じています。

--達成感を味わえる瞬間を教えてください。

以前はプロジェクトを完遂させた時に達成感がありましたが、マネージャーになってから少し心境の変化がありました。それは何と言っても部下の成長が見られた時です。部下が社内表彰されたりお客様から部下に対して感謝のお言葉をいただけたり、そんな時は喜びと共に達成感を感じます。部下の成長と目標達成は、上司としての役割を果たせた証だと思っています。
最初からこのような考え方に至ったわけではありません。自分でやったほうが早いし、私もプロジェクトが成功した達成感を味わいたいと思っていました。しかし、自分だけではうまくいかないプロジェクトに携わることで部下にも頼れるようになりました。今後も部下の成長に対して達成感を味わっていきたいですね。それに経営に参加できることで視野が広がったり、色々な知識を得られる実感もあり、同時に苦労もありますが、それも込みでやりがいがあって楽しいと思っています。

--大変だったことを教えてください。

プレイヤー脳からマネージャー脳にすることですかね。その中には「人を頼る」という事も含まれますが、どうしても自分がやることを前提に物事を考えてしまい、視野が狭くなります。また、適材適所がありますので人を頼れば良いのに、変な気の使いが邪魔して当時は全くできませんでした。説明が苦手なこともあり、お願いしても思うような完成に至らず、結局自分でやるという悪循環も繰り返してきました。

--どのように乗り越えましたか?

とにかく「人を頼る」こと、目的とゴールをしっかり伝えて仕事をお願いする意識をもつことで、乗り越えられてきたと実感しています。うまく行かないときは、上司が一緒に解決策を探ってくれます。目的とゴールが伝わっていなかったこともその上司と会話して気づけたことです。

--今後の展望を教えてください。

事業部で新規ソリューションやサービスを創り、ARIを代表するサービスの運営を担う組織になっていきたいです。

~これから共に働く仲間へ~

まだまだ組織的には発展途上にあります。今まで学んできた経験や知識を生かして、組織の拡大と安定した運営を両立させ、新しい事業を生みだすことでARIの成長に貢献していきたいです。
USUには控えめなメンバーが多いですが、コミュニケーションはしっかりとれています。結束力が強い我々のチームで一緒に働きませんか?

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