大切にしたいもの・こと以外〈やめる、すてる〉ことで全てがうまくいく
これは以前のわたし。
元々ものはそんなに多くはないタイプだったけれど、好きな服や本はなかなか捨てられず、今から比べると結構な量を持っていました。
今から考えれば、いかにラクするか?ということを考えてなかったなぁとも思います。
いかに減らすか、いかに無くすか
ちょっとした工夫やコツ、手放し方の考え方次第で、驚くほど楽になることを知って、だいぶと気持ちもラクになりました。
それは単純に「じゃあやらなければいい」というのとも違う。
早すぎる時代の変化、ライフステージの変化、自分の好みも変化する。
色んな変化がある中で、時間の余裕も心の余裕もなくして、色んなものを抱えやすくなります。
まさに私もそうだったと思います。
そんな自分なりの判断軸を持って
目の前の物や情報を精査したり整理をして
本当にそれらは必要なものなのか
を自分の判断軸で決め、
大切にしたいもの/こと以外は
「やめる、すてる」
これは誰にでも必須のスキルなんじゃないかと思うのです。
私のこれまでにどんな風な変化があったのか、を記しています。
社会人になって経験した転勤と引っ越し
社会人になってからは転勤族で引越しの多い生活。人生で引越しした回数14回。
引越しの度に開かれることなく運ばれる段ボールは一体何が入っているのかわからない。毎回毎回引越しのたびに出てくる不要なものが出てくる。
それらを捨てながら
本当に必要なものはそんなに多くないのでは?
となんとなく思っていた。
整理したり、効率化したりすることが好き
1つがきっかけということはなかったけれど、
本多さおりさんの著書『片付けたくなる部屋づくり』シリーズは大好きで
バイブルかってぐらい読み込んでいました。
参考にしながら小さな箇所からちまちまとかたづけたり、レイアウトを変えたりして、自分なりに断捨離や整理をし始めるようになりました。
「いる・いらない」を決めて
ガンガン捨てたらめっちゃ気持ちいい…!
目の前からなくしていき余白のある空間にいると、なんか気持ちも余裕がでる気がしてきた。ミニマリスト、という生き方やシンプルな暮らしに興味関心をもつようになった。
本田直之さんの『Less is more』にも当時結構衝撃をうけ、かなり影響をうけました。
溜め込んでいた会社員時代
会社員時代は、仕事は楽しくなかったかというとそうでもなく、毎日必死で充実もしていた。けれど、朝5時起き夜は23時帰宅、という日もザラ。
夫とはほとんど顔を合わせることがない日も多いし、ごはんはコンビニ食も多い。休みの日は外食。
でもそれはそれで自由にできていて、休みの日は遊びに行きたいところに行けて、食べたい物を食べて楽しいけれど、
目の前の仕事ばかりの毎日で余裕もなくなり
だんだん「未来」が見えなくなってきていた頃でもあった。
その頃にちょうどライフオーガナイズ(物と思考の整理)を知り学ぶようになった。
いる、いらないを決め、断捨離をして余裕のある空間になり、思考もクリアになっていき、そうするとアイデアもでてきたり、ちょっと先のことや、いつもとは別の視点なんかも取り入れられたりする感覚がたまらなく、より一層ハマった。
物の量と思考、あらゆる物は結びついているなぁと感じるようになった。
全て手放しアイデンティティも失う
当時子どもを望んでいたがなかなかできないこともあり、これは何かを手放すことが必要なのかもしれない、と直感的に思い
物も仕事も全て手放した。
これも、まずは手放してから、というミニマルな思考からだったんじゃないかな、と思う。ただ一気に手放したこともあり、
当時はアイデンティティクライシスに陥り、あれ?私なくなって何できる?どんな価値がある?とモヤモヤが止まらない時期もあった。
すでに、会社員と同時並行で学んだライフオーガナイズ(たぶん、人生で初めて結構な金額を投資した初めてのもの)とさらに整理収納も体系的に学び
これを活かしながら実生活においてあらゆる物を「持たない」シンプルな暮らしを実践してきました。
自分の体の調子を知り、不調の原因をなんとなくでも知りたいと思うようになり、2019年にはヨガを学び、
2020年ごろからは
主に個人事業の方向けにLINE公式を活用して
価値提供の流れや仕組みを構築する。
とにかく色々やりました。(ライフオーガナイズ、整理収納、ヨガ、LINE)
自然と続けてきた持たない、シンプルな暮らしは産後に一変。
物が増え、空間が散らかり、
あらゆることが膨れ上がり、複雑化していった。
思考が散らかっていった。
出産前後に物、思考、そして思い込みまで爆増した
何かやらなきゃ!、あれもこれも必要では!?
もっとやることあるやろ!、これ誰かがいいって言ってた!
「何かやりたい」「何かをやらねば」
目の前に飛んでくるあふれる
「や ら ね ば な ら な い こ と」
でいっぱいの毎日。
たくさんの不必要なものに覆われていました。
物量や空間の状態は生活サイクルや仕事のパフォーマンスや気分の調子などとものすごく関係すると思う。
物量と思考、生活・仕事は確実に結びついていると思う。
捨てるものは物だけではなかった
夫婦で自由に暮らしてきたので、子育てには本当に四苦八苦しました。(今ももちろんあるけれど)
子育てというものがなぜか異常に色んなものを複雑化している気がします。
それはなんだろう?
確かに育児は大変だけど、本当にそんなに難しいことなのだろうか?
社会がそうさせている?母親からの呪縛?
一体何なのか?この問題意識は今も私の中にあり、今後これも
なんだか子育てというものは、色んなものがまとわりついて、大切なことが見えなくなっているような気がするのです。
ミニマルな思考の本質
ミニマルな思考の本質は、減らすことが目的でもなく
選択と集中です。
選びとり、選んだ以外を捨てる。そうすることで際立つのが残したものたちなのだということ。
子どもが3歳になろうとしている現在
また自然とミニマルな思考や暮らしに
向かおうとしています。
常識的に・当たり前に
必要と思っていたモノや思考は、
実はなくても大丈夫
本当に必要なものは
そんなに多くない。
身の回りの目に見えるモノから
目に見えないものまで
誰もがミニマルな思考で物事を見れば
自分が大切にしたいことを見直せるのではないかなと思っています。
自分が大切にしたいことを
見直すきっかけに、ミニマル思考をとりいれ
手放すことから始めてみるのもいいかもしれません。
そんな私のミニマル思考や暮らしの変遷を辿ってみました。(自己紹介のような物も兼ねているので是非読んでみてもらえたら嬉しいです。)
プロフィール
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