【拡張世界美術館#19】「愛」と「忠実さ」を表した絵画
題名:Portrait of a Couple, Probably Isaac Abrahamsz Massa and Beatrix van der Laen
作者:Frans Hals
作成年:1622年頃
この絵は、裕福なオランダのハーレム市の商人と、その妻であるハーレム市長の娘が結婚する際に描かれました。
当時は、婚約者が同じようなラフなポーズで、しかも笑顔で絵に描かれるのは、普通ではないことでした。
彼の方は胸に手を当てて、決意を表しています。そして彼女の人差し指の指輪が際立っていますね。
彼女の首のヒラヒラと左腕のショールが、かなり特徴的です。
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右側には作者のハルスが愛の庭(Garden of Love)からインスピレーションを受けたと思われる場所が描かれています。
愛の庭は、愛と忠実さ満ちた架空の庭園として17 世紀の画家達によく描かれました。この中には2組のカップルがいますね。
↑ 「愛の庭」と思われる場所
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また、2人は忠実さを象徴するアザミの木の下に座っています。
そして2人の間の枝に巻き付いたり、地面を這って伸びているツタの巻きひげは、献身、忠実、繁殖力を表しているそうです。
↑ アザミの木とツタ
↑ ツタ
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最後までお読みいただきありがとうございました。
参考サイト
アムステルダム美術館
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