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フォン・ブラウンが予言した!?5つの「偽旗」戦争 ①

 ロケット工学の父、アメリカ宇宙開発の父とも言われる、
ヴェルナー・フォン・ブラウン(1912-1977)はポーランドで生まれ、
第二次世界大戦においてはヒトラー率いるドイツ帝国のもとで、イギリスなど連合国を苦しめたV2ロケット(世界初の弾道ミサイル)の製作を指揮していたが、戦後はアメリカに亡命した。

1960年代には、NASAでアポロ計画などのためにその才能を遺憾なく発揮したが、宇宙人と協力関係があったとか、秘密の火星移住計画に関わっていたなどの噂が今も絶えない謎多き人物。

ヒストリーチャンネルのドラマ「プロジェクト・ブルーブック」は、史実をもとにしたフィクションだが、UFO隠ぺいに関わる主要人物として描かれていたし、当時、月面着陸成功以前のアメリカでのイメージは、元ナチスのあまり信用ならない科学者という感じだったのかもしれない。

 そのフォン・ブラウンが晩年、未来に起きるだろう5つの「偽旗」戦争を警告、予言していたという。
2001年、そう告白したのは、元同僚だったキャロル・ロジン博士である。
偽旗(にせはた、False Flag)とは、敵になりすまして味方を攻撃するような作戦の事だが、5つの予言のうち3つは実現したと思われ、第4、第5の予言も実現が迫っているのかもしれない。


ディスクロージャー・プロジェクトでの証言

 2001年5月9日、米ワシントンD.C.にあるナショナル・プレス・クラブで、UFO研究界では有名人のスティーブン・グリア博士設立による、UFO関連情報公開の推進団体「ディスクロージャー・プロジェクト」の記者会見が行われ、退役軍人、元情報部員ら、総勢20名による様々な証言が発表された。

その証人の一人、キャロル・ロジン博士は、作家、教育者、児童心理学者であり、国連委任機関の国際世界平和教育者協会(IAEWP)の世界平和大使など、様々な団体で役職を務めているが、かつては女性初の航空宇宙関連企業(フェアチャイルド社)幹部であり、NASA退職後のフォン・ブラウンの同僚であった。
例えば1974年に全米教育協会で、フォン・ブラウンの代理として、人工衛星がどのように世界中で教育ツールとして使用されうるかを実演したりしたという事から、フォン・ブラウンのスポークスマンとも呼ばれているらしい。

フォン・ブラウン亡きあとは、宇宙安全保障協力研究所(ISCOS)を創設し、そこにはアーサー・C・クラーク、アイザック・アシモフ、6人目の月面着陸宇宙飛行士エドガー・ミッチェルらも名を連ねていた。

当時レーガン政権の、戦略防衛構想(SDI、スター・ウォーズ計画)が始まろうとしていたが、ロジン博士は「ストップ・スター・ウォーズ」、「宇宙を救えSOSキャンペーン」などの運動を展開し、宇宙兵器の禁止を訴えた。
その後、現在に至るまで、宇宙の平和利用に関する国際的なロビー活動を行っている。

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