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一日一首

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2022年8月の記事一覧

一日一首

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道ずりに稲の青さをそば見して黄金の秋を指折り待つ朝

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すーふしゅぅ半目の奥の白目には何が映ると訊けば「ぐわぅ」

副題:お犬様シリーズ

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締切りは残り九時間丑三つ友はカフェインただ一人の夜(よ)

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セーラーに焼けた牛脂の香がうつる鶴橋の駅に友を待たせて

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連日の猛暑もそしらぬフリの空
入道雲の白が目を刺す

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一日一首

深夜2時きゅうきゅうと鳴く木か鹿か寂しげなのは私自身か

【追記、という名の感想文】
6日22:00-7日6:00にかけて比叡山山中を走ってきました。ヘッドライトは足元3-4m先しか照らせず、ヒルはいっぱい。きゅー,と鳴くの木か鹿か、それとも闇にビビった私の心の声か(笑)。

登山では日の出までの暗い時間に行動したこと自体はありましたが、深夜から夜通し山を駆け抜けるのは初体験でした。眠いっちゃ眠い

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名は知らぬ何処のものとぞ知らぬれど君がまなこに似たる花なる

一日一首

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3こ目は鶏冠生えると茹でたまご言い付け破って頭を撫でる

一日一首

一日一首

「ほーるど」に手かけ足かけあらドタン糸切られたる蜘蛛の心地す

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終電もまぢかの駅の待合はインクの切れたペン先がごとく

一日一首

一日一首

題:学生

レポートの字数はどうも削れない三十一文字なら歌えるものを

普段より隙間の空いた通勤バス何処かの海を埋めるためやも