2022年の抱負は「あたたかい歌を作る」です

そうだよな人はそんなに簡単に変わらないよな それも希望だ

あなた以外いらないなんて一度だけ言うならわたしにだってできるよ

わたしにもいつか歌える時が来る 誰かのためのあたたかい歌

◇ ◇ ◇

蕎麦彦です。2022年になりましたね。
今年の抱負は「あたたかい歌を作る」にしました。元日にできた三首をのせておきます。

「あたたかい歌」というのは、明るいとか前向きとかいった言葉とは少し違うかもしれません。
受け手のなかでじんわり広がっていくような、誰かに手紙を書いて読んでもらうような、そんな歌です。
蕎麦彦のなかでも、「あたたかい歌」がどんなものなのか、まだはっきりしていません。
それでも、いろいろな短歌や曲、詩に触れて「あたたかい」と感じた作品があり、「自分にも表現できるだろうか、表現してみたい」と思ったのです。

いまの蕎麦彦にとって、この「あたたかい歌」を歌うことは簡単ではありません。
というのも、蕎麦彦はこれまで主に悲しさや寂しさをテーマに歌を作ってきました。

悲しさや寂しさを表現するとき、その歌は自分自身に向かっています。
自分自身に向かっているというのは、「自分の感情をいかに処理するかに注目する」と言い換えられると思います。

これに対して「あたたかい歌」は自分以外の誰かに向かっています。
誰かに働きかけるような、能動的な態度が必要になると思います。
「誰か」といっても人間だって猫だって花だって良いのですが、少なくとも、自分ひとりでは完成しません。
これまでの「感情の処理」が内向きだったのに対して、どちらかというと外向きへ変えることで、興味関心や表現方法も変わってくると思います。

2022年は「あたたかい」について考え、蕎麦彦なりの「あたたかい歌」を作っていきます。

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