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炎上の火種と向き合う

営業支援会社のソーシャルリスクマネジメントをしている、あれきです。

先日、このような書き込みを見つけました。

「▽▽で働いているパートナーがA月B日から〇〇という被害を受けている。▽▽という会社はひどい」

今はもう対処を行い、該当発言は見られなくなっていますが、少し考えさせられる内容でした。

炎上対策でSNSの様々な書き込みを見ていると、当事者以外による発言も多いことに気づきます。

その多くは家族や恋人で、書き込みに至るまでの背景を追うと、勢いで発言したとは口が裂けても言えない内情を抱えていることも珍しくありません。

自暴自棄になっている方もいますが、なかには気づかれることを承知の上で書き込む方もいました。

この仕事をしていると、人の怒りについて考えることが多くあります。思いが高じてスクールに通い、アンガーマネジメントを学んでいた時期もありました。

そちらで習ったのですが、私たちが時おり持つ「怒り」はいきなり出てくるものではないんですね。

トラブルを体験した際にまず出てくるのは不安、恐怖、辛い、疲れた、悲しい、淋しいといった感情です。

この段階の気持ちが積み重なってあふれると「怒り」になるのですが、アンガーマネジメントでは、その手前の感情に気づくことで対応しようとします。

怒りになった感情は止めるのが難しいですが、怒りの手前なら冷静に判断できますよね。断っておくと、怒りは抑え込むのではなく、適切に表現するのが一番いいとされています。

抑え込んでもストレスは残りますし、それこそいつか爆発して誹謗中傷へ繋がってしまいます。だからこそするべきは、段階を踏むことなんですね。

適切な怒りを出すには

たとえば冒頭であげた例でいえば、

1.直属の上司に相談
2.上司より上に相談
3.労働局に相談
3-2.法テラスに相談
4.弁護士に相談

以上の手順を踏んだ上で、解決が難しそうな場合にようやくSNSで発言する選択肢が出てくる(かもしれない)んですね。加えて当事者ではなく関係者なら、まず当人に①を薦めるステップが入ってきます。

(それが出来ると角が立たなくてステキですよね!)

見ればわかる通り、怒りが溢れた状態で手順を踏むのは楽ではありません。これが恋人や家族ならなおのこと難しいですし、何より、トラブルに対して手順を踏んで対処するには意識と知識が必要です。

こうした事情から、炎上対策は後手に回りやすい仕事です。投稿は止まらないので、拡散される前に火消しできれば御の字とされています。

(モチロン、火種がないのが1番イイんですよ!)

この記事も、多くの人にSNSに書く以外の方法を知ってもらい、火種の発言が少しでも減ることを願って書いている側面が強いです。

穏便に済ませられるなら、それに越したことは無いんですよね。

炎上は多くの人の眼に触れるのは一瞬ですが、投稿した当人や企業にとっては長い戦いの始まりです。

この記事を読んで、1件でも炎上が減れば幸いです。
最後までお読みくださり有難うございました!


※記載している発言は諸事情により言い回しを少し変えてあります。ご了承ください。


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